お祝いやお返し、ご挨拶の時など、ちょっとしたギフトとして図書カードを手にしたことはありませんか?
私たちのまわりには、図書券、図書カード、図書カードnextという3種類の図書カードがありますが、具体的にこの3種類の違いを聞かれると分からないという人は多いのではないでしょうか。
同じ図書カードなのに、どう違うのでしょう。
今回は、この3種類の違いについて分かりやすく解説していきたいと思います。
図書券とは?
※ 図書券のイメージ画像です。
ではまず、図書券の特徴について解説していきましょう。
「図書券」とは、昭和35年12月から平成17年9月まで発行されていた、紙タイプの図書券の事を指します。
現在では発行されていませんが、色々なデザインのものがあり当時はプレゼント用として非常に人気がありました。
昭和51年12月以降に発行された図書券は、500円券という単体の1枚綴り券になっています。
有効期限は設定されていないので、現在でも利用する事は可能です。
図書カードとは?
※ 図書カードのイメージ画像です。
「図書カード」は、紙タイプの図書券からテレホンカードのような形状のものになった図書カードで、平成2年12月から販売が開始されました。
図書カードの種類は、3,000円、5,000円のようになっており、残高は引き続き次回に利用できるという形になっています。
こちらも、図書券と同様で有効期限の設定はありません。
図書カードは、2016年5月末で発行が終了されていますが、持っていれば利用する事は出来ます。
図書カードnextとは?
※ 図書カードnextのイメージ画像です。
「図書カードnext」は、2016年6月から発行が開始された最新タイプの図書カードです。
裏面にあるQRコードを使って決済できるようになっています。
従来のテレホンカードのような図書カードと違い、パンチで穴を開ける形ではなく、現在の残高はIDとPIN(暗証番号)で確認する事が出来るようになっているのです。
そして、図書券や図書カードにはなかった有効期限が、図書カードnextでは設定されています。
図書券や図書カードを図書カードnextに交換できる?
では次に、図書券や図書カードを図書カードnextに交換する事は出来るのか?という事について解説していきましょう。
結論から言うと、図書券や図書カードを図書カードnextに交換する事は出来ません。
古い従来型の図書カードを所有している場合、最新型の図書カードnextに交換したいと考える人も多いでしょう。
しかし、図書カードnextは、IDや暗証番号の設定があるだけでなく、その図書カード自体に有効期限が設定されています。
そのため、交換することは出来ませんが、図書券や図書カードには有効期限が設定されていません。
ですので、今でも金券として利用する事が出来るので、図書券や図書カードとして最後まで使用しましょう。
図書カードnextを利用する際の注意点
それでは最後に、図書カードnextを利用する際の注意点を解説していきたいと思います。
図書カードnextを利用する際に、一番注意しなければならないのが有効期限です。
先ほども解説しましたが、従来の図書券や図書カードには有効期限は設定されていません。
しかし、図書カードnextの場合は有効期限が設定されているので、有効期限を確認しないまま放置していると、いつの間にか利用できなくなっていたなんて事が起きてしまうのです。
せっかく、まとまった金額の図書カードnextを購入しても、有効期限が切れてしまっていては価値がなくなってしまうので、図書カードnextを利用する際は、必ず有効期限に余裕があるか確認するようにしましょう。
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まとめ
さて今回は、図書券、図書カード、図書カードnextの違いというテーマで、特徴なども併せながら分かりやすく解説してみました。
昭和の時代は本や雑誌の購入用として、プレゼントで図書券や図書カードを贈るというのが一般的でした。
子供にとって、自由に本や雑誌が購入できる図書券や図書カードは、非常に嬉しいものだったのです。
それが時代と共に、図書カードnextへの移行し、さらに今までにはないQRコードでの決済方法となり、ますます便利な形へと進化しているのです。
しかし、従来ではなかった有効期限の導入など、変わっている部分もあります。
利用する際は事前に確認するように気をつけましょう。
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