読書をし始めると、あっという間に時間が過ぎてしまうと感じている人は多いのではないでしょうか?
そこで気になるのが、大人が本を一冊読む時間は、どのくらいなのかという事です。
もしも、もっと早く読む方法があれば嬉しいですよね。
そこで今回は、大人が本を一冊読む時間や、もっと早く読む方法などをご紹介していきたいと思います。
本を読む時間が遅くて悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
大人が本を一冊読む時間はどのくらい?
それでは早速、大人が本を一冊読む時間はどのくらいなのかを解説していきましょう。
本を一冊読む時間を調査している、日本速脳速読協会によると、日本人の大人は1分間に平均500字を読むと言われています。
一般的な本の1ページが、約600文字とされているので、1分間で約1ページ近くを読むという計算になりますね。
そして、新書では平均200ページ、一般書では平均300ページあると言われているので、大人が本を一冊読む時間は、約5時間前後かかるという事になります。
しかしこれは、理論上の話なので、実際には同じ速度で本を読むことは不可能ですよね。
本の内容によっては、ゆっくりになったりスムーズに読み進められる箇所だったり、様々だと思います。
この事を踏まえると、好きなジャンルの本なら3時間程度で読み終わったり、難しいジャンルの本なら6時間前後かかってしまうという事も多いでしょう。
読むのが遅いのは丁寧に読んでいるから?
では次に、本を一冊読む時間が遅いと感じるのは、どうしてなのかを解説していきましょう。
もともと日本人は、文字を理解しながら丁寧に読み進める傾向が強いと言われています。
そのため、その文章に含まれた意味を考えながら、1文字1文字を丁寧に読んでいると、読む時間が遅くなってしまう事が多いのです。
逆に、本を一冊読む時間が早い人というのは、おおまかな内容を理解しつつ時には思い切りの良さで、テンポよく読み進められる人なのです。
本を一冊読む時間をもっと早くする方法
では最後に、本を一冊読む時間をもっと早くする方法をご紹介していきたいと思います。
一冊を30分で3回読む
まず一つ目は、高速読書の方法とも言われている、一冊を30分で3回読む方法です。
内容は、1回目を15分、2回目を10分、3回目を5分で読むというもの。
1回目の15分では、目次は見ずに本文をすぐに読み始めるのがコツです。
目次をある程度、頭に入れた状態で読み始めた方が、内容が理解できると考えている人が多いと思いますが、目次は意外とじっくり目を通してしまうと時間がかかります。
本の中にも、目次と同じ内容は書かれているので、まずは本文を読むことに着手してしまうのが効率的です。
イラストや図表は目を通す程度でOK
そして、本文を読み進めていくと出てくることが多いのが、イラストや図表での説明です。
しかしこれも、先ほどの目次と同じで、基本的には本文中に書かれている内容の補足的な要素が大きいと言えます。
そのため、どのような内容のイラストや図表なのかだけを理解出来たら、そのまま本文を読み進めていきましょう。
本文に入る前にカバーと帯だけはチェックする
そして、目次やイラスト・図表をほとんど読まない代わりに、とても重要なのが本のカバーと帯をチェックする事です。
カバーと帯は、本の顔とも言える部分なので、パッと見ただけで本のだいたいの内容が把握できるようなキャッチコピーが書かれています。
この部分を確認するだけで、ほぼ目次を読んだのと等しいくらいの情報は手に入ります。
カバーと帯は、本を発売するにあたって、プロの編集者さんが何日もかけて、分かりやすくまとめたものです。
そのため、その本の内容を理解するのに、ある意味目次よりも効果が高い部分と言えるのです。
まとめ
さて今回は、大人が本を一冊読む時間はどのくらいなのか、またもっと早く読む方法などをご紹介してきました。
本は、読み始めるとどうしてもじっくり読んでしまうので、なかなか時間が取れないと悩んでいる人も多いでしょう。
多くの大人は、だいたい平均5時間程度で一冊を読み終えるとのデータが出ていました。
しかし、今回ご紹介した方法を試せば、もっと早く本を読むことが可能となります。
本をもっと早く読みたいと思っている人は、ぜひ試してみてくださいね。
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