失恋の寂しさを乗り越える方法が分からず、季節が変わっても喪失感や虚無感に囚われ続けることがありますよね。
また、本人が前向きになろうとする姿勢があっても、辛さを乗り越える工程が難しい時もあるはずです。
今回は失恋の寂しさを乗り越える方法を心理的効果を交えて解説していきます。
失恋の寂しさを乗り越える5つの方法
失恋の寂しさを乗り越える方法の1つに「猫や犬等の小動物と触れ合うこと」が挙げられるでしょう。
なぜなら、失恋後に脳内で不足している可能性がある愛情ホルモンの「オキシトシン」を生産させる効果が期待できるからです。
他にも失恋の寂しさを乗り越える方法を紹介していきます。
泣きたいだけ泣く
失恋で泣き疲れたかもしれませんが、本心を隠して泣ききれていない場合もあるため、一度泣きたいだけ泣いてみましょう。
なぜなら、「泣く」という行為はストレスホルモンを対外に出す効果が期待できるからです。
おまけに副交感神経が優位になるため、リラックス効果も感じられることでしょう。
また、涙には苦痛を和らげる「エンドルフィン」というホルモンも含まれており、鎮静作用が存在します。
失恋による「胸の痛み」も緩和できる可能性があるため、失恋の寂しさを乗り越える際は泣いてみることから始めてみましょう。
趣味に集中する
失恋の寂しさを乗り越える方法として、趣味に集中することが挙げられるでしょう。
理由は、他のことを気にせず多くの時間を費やすことができるからです。
人間が1つの物事に没頭することを「フロー状態」と呼びますが、趣味などの「楽しい」「やりがいがある」と思うことを続けると、自尊心が高まり、自分に自信が付いていくことが分析されています。
また、失恋後で自尊心が傷ついている状態なら、尚更自分に自信が持てる行動をしたほうが良いでしょう。
よって、趣味に集中することも必要だと考えられます。
幸せな毎日に感謝する
失恋の寂しさを乗り越える際、小さな幸せがたくさんある毎日に感謝をしてみましょう。
例を挙げると、好きなご飯を食べ、お風呂に入って体を洗い、布団で眠ること等の些細なことへの感謝です。
なぜなら小さなことでも感謝する習慣を身に付けることによって、孤独感の軽減や、ポジティブ感情の高まり、目覚めが良くなる効果が認識されたからです。
実際、カリフォルニア大学の心理学者であるロバート・A・エモンズは「感謝の気持ちを日々綴る日記」を1,000人以上に書かせた結果、感謝の効能が認められました。
よって「幸せな毎日」と認識して些細なことにも感謝する部分を見つけていくと、失恋の寂しさを乗り越えることができるのではないでしょうか。
一人でいる時間を楽しむ
失恋の寂しさを乗り越えるために、一人でいる時間を楽しんでみましょう。
誰しも、一人の時間を大切にしてON/OFFのスイッチの切り替えは必要ですよね。
また「誰かいないと寂しいから」と友人や家族の傍に居続けると、人への依存心が高まってしまい、余計に失恋の寂しさが高まる可能性があるからです。
そのため、一人でいる時間を大切にして、孤独な時間を楽しむ余裕を作ってみましょう。
失恋の原因を明確にする
失恋の寂しさを乗り越える際は、失恋の原因を明確にすることが大切です。
なぜなら、原因が不明な状態だともやもやしてしまい、いつまでも失恋について考え続けることになるからです。
実際、失恋も原因を明確にして「解決するための目的」を導き出したほうが良いですよね。
また、アドラー心理学では「原因論より目的論を重要視する」と言われています。
例えば、自分が腹痛のため医者に行って「食中毒だね」と診断された(原因論)とします。
しかし、医者が「じゃあ、原因が分かったから良いでしょ。もう帰って」と帰宅させられたら「ちょっと待って!ちゃんと解決してよ!?」と思いますよね。
こういった場合、薬を処方するなどの解決策が「目的論」になります。
つまり、①物事の原因が分かる ②対処法・解決策が分かる という流れで失恋の寂しさも解決できる可能性があります。
最終的には「どうしてこうなった(原因論)」ではなく「どうやったら失恋のもやもや感を解決できるか(目的論)」という結果に繋げられると良さそうですよね。
失恋の寂しさは個々に理由が異なるため、本人が自分の心と向き合う必要があるでしょう。
まとめ
失恋の寂しさを乗り越える方法について心理的効果を交えて解説しましたが、少しでも参考になれば幸いです。
失恋の寂しさで苦しんでいる時期は辛いと感じるかもしれません。
けれども、心の中で冷たく降り積もる雪を溶かせたら、必ず春が来ます。
ぜひ心に温かい日差しが来る日を待ち望みながら、失恋の寂しさを乗り越えてください。
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