ふとしたタイミングで「5メートル」という距離を目にする事って意外と多くないですか?
でも、例えば、子供から「5メートルってどのくらいの長さ?」と聞かれた時に、意外とパッと説明できないもの。
日常生活の中で長さの感覚が曖昧なまま、なんとなくイメージしている人も多いはず。
この記事では、「5メートルってどのくらい?」をテーマに、身近なモノや場所、子供にもわかる例を紹介していきます。
さらに、5メートルの活用例や日常生活で役立つ測り方のコツもお伝えします。
長さの感覚がつかめると、毎日がちょっと便利になるかもですよ。
5メートルはどのくらい?イメージしやすいもの7つ
「5メートル」と言われても、パッと正確な距離感が頭に浮かぶ人は少ないかもしれません。
メートルは世界共通の長さの単位ですが、日本で暮らしていると「センチメートル」や「ミリメートル」をよく使うので、5メートル=500センチメートルと換算しても、やっぱりピンとこないですよね。
そこで、「5メートルってどれくらい?」という疑問に対して、子供や大人でも直感的にイメージしやすいものをピックアップしてみました。
家や学校、公園など、日常で出会えるものばかり。
お子さんにも説明しやすいので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
自転車(ママチャリ)2台分の長さ
いわゆる「ママチャリ」や「シティサイクル」は、全長が約1.7~1.8メートル。
つまり、大人の自転車を2台ピッタリと並べると、ちょうど3.5メートルくらい。
2台半でほぼ5メートルになります。
「自転車を2台半並べたくらい」と覚えておけば、5メートルの長さもイメージしやすいですよね。
大人の身長約2.5人分
日本人の成人男性の平均身長は約170cm(1.7メートル)。
この人が2人分並ぶと3.4メートル。
約3人分(1.7m × 3人 = 5.1メートル)でちょうど5メートルに!
家族や友達で実際に寝転がって並んでみてもいいですね。
小学校の黒板2枚分
小学校の教室によくある横長の黒板。
横幅はだいたい4メートル(3.6~4mくらい)です。
つまり、教室の前に立って、「黒板からちょっと(1メートルほど)足すと5メートル」とイメージできます。
一般的な駐車場の車1台分×2台半
駐車場の1台分スペースは5メートル前後が標準サイズ(幅は2.5メートル、長さ5メートル)。
つまり、「車1台分がちょうど5メートル」と覚えておくと便利です。
少年用サッカーゴールの横幅
少年サッカー用のゴールの横幅は5メートル前後。
サッカー経験者ならすぐピンと来るサイズ感です。(※大人用のゴールは7.32メートル)
2ℓペットボトルを横に16本〜17本(体験型)
ペットボトル(2リットルサイズ)は高さが約30cmほどです。
5メートルにするには、約16本〜17本横に並べるとピッタリ。
家族でペットボトルをずらっと並べてみると、その距離感にびっくりするはずです。
ペットボトル2リットルのサイズを知っていると5メートルだけでなく、色んな長さをイメージする時の応用もできますよね。
こういった遊び感覚の計測方法は小さい子でも楽しめますし、実際に体験することでしっかり長さの感覚が身につきやすいです。
リビングや部屋の壁2枚分
マンションや一戸建てのリビングは、壁の1面が2~3メートルほど。
壁2枚分(2.5メートル×2)でちょうど5メートルに。
おうちで歩数で測ってみると分かりやすいですよ。
例え | だいたいの長さ |
---|---|
黒板1枚+α | 約5メートル |
大人3人分(寝転び) | 約5.1メートル |
自転車3台分(縦並び) | 約5.1メートル |
ペットボトル17本(横並び) | 約5.1メートル |
駐車場1台分 | 約5メートル |
少年サッカーゴール幅 | 約5メートル |
部屋の壁2枚分 | 約5メートル |
5メートルの長さ感覚が分かると便利なシーン5つ
意外と日常のあちこちで「5メートル」は出てきます。
次は5メートルの長さ感覚が分かると便利なシーンを紹介していきますね。
家具の配置を考えるとき
部屋の模様替えや新しい家具を買うとき、「このソファ、ここに置けるかな?」と考える場面がよくありますよね。
5メートルの長さが分かると、部屋の広さと家具のサイズをイメージしやすくなります。
「この壁からあの窓までが約5メートル」と分かれば、大型の家具でも安心してレイアウトができます。
引っ越しの時も、家具や荷物の配置で5メートル感覚はとても役立ちます。
スポーツをする時
スポーツをする時、距離感を正しくつかむことはとても大切です。
例えば、陸上競技の走り幅跳びで「5メートル跳んだ!」というとき、どれくらいのジャンプかイメージしやすくなります。
バスケットボールやサッカーでも「ゴールから5メートルの位置」など、距離を意識する場面がたくさんあります。
正確な長さの感覚を身につけると、スポーツの記録や練習も効率的にできるようになります。
学校の授業や習い事の時
学校の体育の授業や、習い事のレッスンでも、5メートルという距離はよく出てきます。
たとえば、プールで泳ぐ時の「スタートから5メートル」や、縄跳びの「5メートル跳べるかな?」といった場面です。
こうした場面で長さをイメージできると、授業や練習も楽しくなります。
親子で一緒に距離を体感しながら学べるのも、嬉しいポイントですね。
引っ越しをする時
引っ越しの際、新しい家の間取り図を見ながら「ここにこの家具を置けるかな?」と想像すること、よくありますよね。
5メートルの感覚があると、ダイニングテーブルやベッド、ソファなどをどの位置に置くか簡単にシミュレーションできます。
また、荷物を運ぶ時も「この廊下を5メートル進めば玄関」と分かれば、段取りがとてもスムーズになります。
日常のちょっとした計算をする時
買い物をしたときやDIY作業、ちょっとしたものの距離を測りたい時にも、5メートルの感覚があると便利です。
例えば、カーテンやラグを買う時、庭やベランダに何かを設置したい時など、長さをイメージする場面は意外と多いもの。
パッと「これが5メートルくらいかな」と想像できれば、無駄な買い物や失敗も防げます。
身近なものと比較して長さを知っておくのは、ちょっとした時短テクニックにも。
パッと距離感をつかめると、生活がちょっと便利&安心になるかもですよ。
5メートルを実際に測る、おすすめの方法3つ
歩幅で測る
身近にメジャーがないときに便利なのが、自分の歩幅で距離を測る方法です。
平均的な大人の歩幅はだいたい70センチほどなので、7歩ちょっとで約5メートル歩くことができます。
子どもの場合は1歩が50センチくらいの子も多いので、10歩で約5メートルという計算です。
実際に廊下や公園などで歩いて数えてみると、自分の感覚で5メートルが掴めるようになります。
ちょっとした遊びにもなるので、ぜひお子さんと一緒に試してみてくださいね。
家にあるもので測る
家にある長いものを活用すれば、簡単に5メートルを測ることができます。
たとえば、物干し竿や縄跳び、長めのロープなどを使って、床に一直線に置けば一目で分かります。
バスタオルやペットボトル、定規を何本も並べて距離を作るのもおすすめです。
身の回りのものを上手に使って、実際に5メートルの長さを「見て」「触って」体験するのがコツ。
遊び感覚で5メートルを体験できるので、チョット盛り上がるかも。
アプリやメジャーを使う
スマートフォンの無料アプリにも、カメラ機能を使って距離を測るものがたくさんあります。
「計測アプリ」などで検索すると、部屋の端から端まで簡単に測定できてとても便利。
もちろん、メジャーや巻き尺がある場合は一度に5メートル測れる長さのものを選んでしっかり計測するのが一番正確です。
道具をうまく活用すれば、普段なかなか測れない距離も正確に分かります。
アプリを使って部屋のサイズを測ったり、家具の配置を決めたりするのも楽しいので、ぜひチャレンジしてみてはどうでしょうか。
正確な長さを測るために、適当に「だいたいこれくらいか?」と目分量で済ませるのはおすすめしません。
数字だけで想像すると、思っていたよりも短かったり長かったりして、あとで困ることが多いからです。
また、不安定なものや正確でない計測方法で5メートルを測ると、実生活で使うときにトラブルの元になってしまうかもしれません。
面倒でも、一度しっかり測っておくことで、後々まで役立ちますよ。
子どもに5メートルを説明するときのポイント
小さい子に「5メートル」を伝える時は、体験型で実感できる例が効果的です。
例えば…
- おうちで大人や兄弟で寝転がって並んでみる
- 自転車を実際に並べてみる
- リビングの端から端まで歩いてみる(1歩=約60cmで、8歩くらいで5メートル)
- ペットボトルを横に並べてみる
また、メジャーや巻尺があれば実際に引っ張ってみるのもおすすめ!
家族や友だちと「どっちが5メートルピッタリ当てられるか?」とゲーム感覚でやると楽しいです。
5メートルを自分で測るコツ・裏ワザ
メジャーがなくても、「自分の歩幅」や「手の長さ」など、体の一部を使って測る方法も。
- 歩幅を活用:普通に歩くと1歩=60~70cmなので、7~8歩で5メートル。
- 両手を広げる:大人の場合、両手を広げた長さ(腕を広げた指先から指先まで)が自分の身長とほぼ同じ=約1.7m。3回分で5メートル超え!
公園や学校、おうちの廊下など、ちょっとした場所で測るクセをつけていくと、だんだん体感で距離が分かるようになりますよ。
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まとめ
「5メートルってどのくらい?」
数字だけだとイメージしづらいですが、身近なモノや場所で例えることでグッと分かりやすくなります。
黒板や自転車、駐車場やサッカーゴールなど、子どもでもすぐにイメージできるものがたくさん!
実際に体験してみることで、距離感がどんどん身につきます。
「距離感覚」があると、学校や日常生活、スポーツ、DIY、防災…いろんな場面で役立ちます。
ぜひ家族や友達と、「5メートル」探しや体験をしてみてくださいね。
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