バイト先や職場で一から仕事を始めた方なら、経験したことがあるかもしれません。
「年下の先輩から仕事を教わる」ということ。
色んな思いで仕事に臨んだのではないでしょうか。
今回、職場やバイト先での「年下先輩」に対するタメ口について書いています。
後半では知人が体験した話もまとめていますので、ご参考までに。
年下先輩へのタメ口 職場やバイト先ではNG?
年下先輩へのタメ口は職場やバイト先でNG?
仕事が終わった後のプライベートな時間とか、あるいは休憩時間とか、仲良くなった方2人でいる時ならOKでも、やはり仕事の最中は敬語で話すというのがベストではないでしょうか。
相手との距離感にもよりますが、タメ口が不快に感じてしまう人もいるので気をつけたいものです。
ただ、距離感や価値観が近いと感じる相手なら、段々と親しみを感じてタメ口がきっかけで仲良くなる場合もあります。
気をつけたいのは仕事場の環境によっても変わります。
本人同士が同意したり、バックヤード業務のようなものであれば問題はなくても、お店や事務所など、直接お客様や取引先と対話が必要な職種では、タメ口が飛び交うことに対して不快に思われるケースもあります。
相手が受け取る第一印象も重要で、いきなりタメ口で不快に思われたらそのインパクトがいつまでも残り続けて、その後の人間関係にも大きく影響してしまうかも知れません。
カジュアルな雰囲気のお店であればお客様もそのつもりで来店したり、あるいは気軽な雰囲気を元々求めている場合もあります。
客や取引先が目上の方だった場合は当然敬語を使います。
そんな中、同じ空間でタメ口と敬語が同居すると、この会社はタメ口が当たり前なのかと不快な印象を与えたり、失礼に当たることもあり、その後の仕事に大きな影響を与えるかも知れません。
全員が仕事とプライベートをフレキシブルに使い分けられると良いのですが、なかなか切り替えは難しいものです。
普段はタメ口だったのをお客様の前だけ敬語にしようと思っても、直前の流れを引きずって緩い気持ちでお客様に対応するのも良くありません。
年下の先輩にはどう接していくのがベスト?
年下先輩はどう接して行ったらいいのでしょうか。
同じ職場やバイト先で年下の先輩がいる場合、まず自分は教えてもらう立場だということをしっかりと頭に置くようにしましょう。
年が下であっても「仕事の先輩」です。
その辺はしっかりと敬意をもって「敬語」で接することが大事です。
勤務中に思わずタメ口が出て、アッと思ったのなら、「あ、タメ口でごめんなさい」などと、やんわり謝ってしまうと空気も和らぎます。
そして、仕事の話だけではなく、自分の話もしたりと、コミュニケーションをとるようにしていってお互いの距離感が近くなっていくと、自然に年が気にならないようになるものです。
年下の先輩であっても年上の後輩であっても、やはり大事なことはお互いを認め合い、気遣いをするということは大切なポイントです。
次の章では年下先輩へのタメ口に関する、友人の体験談をまとめてみました。
年下先輩へのタメ口に関する体験談
体験談・その1
以前の職場で年下の上司が居ましたが、気を使っていつも敬語で話しかけてもらい恐縮していました。
お客様の前ではプロとして徹し、名前もさん付けで呼ばれ、指示をされる時も当然敬語でした。
まだ慣れていなかった自分にとっては社内でも存在を尊重してもらえて、良い緊張感を持って仕事ができ、しばらくするとお客様からお礼の言葉を掛けられたり、また次もあなたが担当して欲しいと指名されることも増え、充実感とやりがいがある毎日を過ごしていました。
それが実現できたのも、年下の上司がこんな自分にも敬語を使ってもらえることで生まれた仕事への自信も大きかったと思います。
しかし、敬意があるからこそ上司とは言え年下の方から気を使ってもらうのは申し訳ないと感じ、それを何とか変えてフラットな関係になりたいとも感じていました。
もやもやした気持ちを抱えたままでは良くないと考え、飲み会があった時にお互い仕事中は敬語で普段はタメ口にしてみてはどうかと話したところ、実は同じことを考えていたと言われました。
それ以来、意気投合し仕事中は敬語、プライベートはタメ口を徹底することでメリハリができて仕事のパフォーマンスも上がり、それ以外の時間は気さくに仲良くさせてもらいました。
今は2人とも全く異なる仕事をしていますが、時々飲みに行くなどお友達のような付き合いをさせてもらっているのも、お互いに敬語から入ったからこそだと思います。
体験談・その2
私には年下の先輩がいます。
私は四大卒で就職しましたがその先輩は高卒で就職しており、社会人歴としては年下の先輩が一つ上でした。
私の職場では支店間の異動があり、2~4年に一回は誰でも異動がかかるといったものです。
そして私が3年目のときに、私の所属していた支店に年下の先輩が異動になる形でその先輩とは出会いました。
私は敬語を使って話し、先輩もタメ口で私に話してくれていました。
おそらくお互いそれが当たり前という認識だったので違和感なく接することができていたと思います。
ただ仲良くなるにつれてどんどん私の敬語が崩れていきました。
先輩とは3つ年が離れていて、そのせいか先輩のする話について若いなぁかわいいなぁと感じることがとても多かったのです。
仕事上の会話だけでなく、仲良くなったからこその友人としての会話をすることが増えたからこそ、タメ口も同じように増えたのだと思います。
そういう会話をするときには、仕事の先輩ではなく妹の様に接していました。
先輩自身もそれをわかって受け入れてくれていたと思いますし、むしろもっとたくさんの話や相談をしてくれるようになりました。
ただ私は仕事のときは一応きちんと敬語を使うようにして、仕事上でのお互いの立場を忘れないようにしていました。
まとめ
年下先輩へのタメ口はどんなシーンであっても、まず相手に敬意を持って「敬語」で話すところからはじめるのがベストです。
そのうち、自分の仕事ができるようになって行くと、年下の先輩と遜色ないようになっていくものだと思います。
お互いが気遣いをすることで気持ちのよいお仕事ができるといいいですね。
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