エリンギは食べ過ぎると体に良くない?どんな栄養があるの?
コリコリとした食感がおいしい「エリンギ」。
和食はもちろん、洋食や中華などどんなジャンルの料理にも使える万能食材として人気です。
そんなエリンギですが、中には「食べ過ぎてお腹の調子が悪くなった…」という方も。
エリンギは食べ過ぎると体に良くないのでしょうか?
また、どのような栄養があるのでしょうか?
今回の記事で詳しくご紹介していきます。
エリンギは食べ過ぎると体に良くない?
結論からお伝えすると、エリンギは非常に栄養価が高い野菜。
基本的には体に良いものなので気にせず食べて問題ありません。
ただ、エリンギは食物繊維が豊富なので食べ過ぎるとお腹が緩くなり、下痢を引き起こす恐れがあります。
そのため、元々腸が敏感だという方は、食べ過ぎないように注意が必要です。
おすすめは、1日1パック(2~3本)ほどの量に留めること。
これ以上食べると、お腹が緩くなる恐れがあるので、心配な方は気を付けるようにしてくださいね。
ちなみに、エリンギに含まれる食物繊維は「不溶性食物繊維」
エリンギ以外のきのこも食物繊維は豊富ですが、エリンギはその中でも特に多く、100gあたりに含まれる食物繊維の含有量は4.3gと、根菜類の次に多いです。
食べ過ぎは胃腸に負担をかけてしまいますが、便秘気味の方にはこの上なく頼りになる存在。
食べ過ぎに気を付けつつ、食事メニューに加えて腸内環境を整えていきましょう。
まだまだある!エリンギの栄養素とは?
エリンギには食物繊維以外にも栄養素がたっぷり。
どのような栄養素が含まれているのか、特徴と効果を簡単にご紹介していきます。
ビタミンB群
エリンギは、ビタミンB2やB6、ナイアシンなど、ビタミンB群の含有量が多いです。
ちなみにナイアシンの含有量はきのこ類トップ!
ビタミンB群の作用は、エネルギー代謝をサポートしてくれること。
たんぱく質や糖質、脂質に関わる栄養素でもあり、免疫機能の維持にも効果が期待できます。
ビタミンD
ビタミンDはカルシウムの吸収を促進する作用があり、骨を丈夫にしてくれます。
また、免疫機能を調整する作用もあるので、感染症予防に効果的です。
ビタミンDは脂溶性の栄養素なので、ソテーなどにして摂るのがおすすめです。
カリウム
ミネラルの一種で体内にも多く存在する栄養素です。
余分な塩分を排出する作用があり、むくみ予防や血圧降下に効果が期待できます。
エリンギの栄養を効果的に取り入れるコツ
栄養素たっぷりのエリンギですが、ちょっとしたコツを押さえるだけで効果を高めることができます。
冷凍する
エリンギは冷凍することで、旨み成分の「グアニル酸」や「グルタミン酸」、「アスパラギン酸」、「アミノ酸」などが増えることがわかっています。
買ってきたエリンギはジップロックなどに入れて冷凍保存しましょう。
冷凍状態で大体ひと月は日持ちします。
また、エリンギに限らず、他のきのこ類も冷凍することで旨み成分が増えるので、きのこは基本冷凍保存するのがおすすめです。
炒める時はサッと手早く
エリンギに含まれる栄養素は水溶性で、炒める時間が長いと栄養が流れてしまいます。
ビタミンも熱に弱いという性質があるので、ソテーなどにする時はサッと炒めるのがコツです。
また、エリンギを調理する際は水洗いしない方が、栄養が逃げません。
そのまま使ったり、多少汚れていたとしてもキッチンペーパーを湿らせてサッと拭くくらいでOKです。
まとめ
エリンギは栄養価が高い食材ですが、食物繊維が豊富なので胃腸が弱い方は食べ過ぎに注意!
一方で、便秘などで悩みがちな方にはピッタリな食材です。
また、エリンギはご紹介したコツを押さえることで、よりおいしく、効果的に取り入れることができます。
おすすめのコツも参考にしながら、ぜひエリンギを健康生活に役立ててくださいね。
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