飲み物を飲む時に、夏場は頻繁に氷を使いますが、冬はそれほど頻繁に使いませんよね。
作ってあった氷を使おうとした時に、かなり前に作った氷だけど大丈夫か不安になった事があるという人は多いのではないでしょうか?
食べ物には、基本的に賞味期限が設定されていますが、氷はどうなのか気になりますよね。
そこで今回は、氷に賞味期限はあるのか、そして美味しいのはいつまでなのかについて解説していきたいと思います。
氷に賞味期限はあるの?
それでは早速、氷には賞味期限はあるのか解説していきましょう。
結論から言うと、氷には賞味期限はありません。
これは、自宅で作った氷でも、コンビニやスーパーなどで購入した氷でも同じです。
氷に賞味期限がないという事が、分かりやすい例があります。
よく、北極や南極の氷河の氷が、水割り用などの氷として販売されている事があります。
北極や南極の氷は、私たちが作る氷とは比べ物にならないくらいの年月が経過していますよね。
しかし、普通に販売されていますし、美味しく口にする事が出来ています。
このことからも分かるように、氷には賞味期限というものはないのです。
氷が美味しいのはいつまで?
では次に、氷に賞味期限がないという事は分かりましたが、いつまでも美味しい状態なのでしょうか?
実は、口にする事は出来ますが、氷も時間が経過すればそれだけ品質は落ちてくるので、美味しさも徐々に感じられなくなってきます。
氷の美味しさが低下する原因の1つとしては、氷に冷凍庫内のニオイが移るからという事があります。
出来立ての氷は、もちろん無味無臭ですが、しばらく冷凍庫内で保管しているうちに、一緒に入っている食べ物のニオイが移ってしまうのです。
これは、冷凍庫内が乾燥している為、氷の水分が徐々に蒸発し、その代わりにニオイを吸収してしまうからです。
さらに、氷の水分が蒸発するので、作った時よりも氷は徐々に小さくなっていきます。
氷自体は腐ることはないので口にする事が出来ますが、氷の純度や食べ物のニオイが移るなどで、時間の経過とともに美味しさは半減していきます。
氷が美味しいのがいつまでという明確な期限はありませんが、年月が経てば経つほど美味しさはなくなると覚えておきましょう。
出来るだけ美味しい状態を保つ氷の作り方
それでは最後に、出来るだけ美味しい状態を保つことの出来る氷の作り方をご紹介していきたいと思います。
水道水で作る
まず1つ目は、水道水で作るという事です。
不思議に思うかもしれませんが、実は水道水には塩素が含まれていて、殺菌作用があります。
そのため、水道水で氷を作ると美味しさが長持ちするだけでなく、雑菌が繁殖しにくい状態になるのです。
このような事から、長く美味しい状態を楽しめる氷を作る時は、水道水で作るようにすると良いですよ。
水道水を煮沸してから氷を作る
2つ目は、水道水を煮沸させてから氷を作るという事です。
水道水のままでも美味しい氷は作ることが出来ますが、さらに透明感のあるきれいな氷を作るのならば、一度煮沸させると良いでしょう。
煮沸する事で、水の中に不純物が取り除かれ、濁りのない氷を作ることが出来ます。
硬度100mg/L未満のミネラルウォーターを使う
そして3つ目は、硬度100mg/L未満のミネラルウォーターを使うことです。
水道水で氷を作りたくないという場合は、ミネラルウォーターでも大丈夫です。
ただし、注意すべきなのは、ミネラルウォーターには塩素が含まれていないため、水道水と比べて雑菌等が発生しやすくなるという点です。
なので、ミネラルウォーターで氷を作る時は、気をつけたいポイントがあります。
それは、硬度100mg/L未満のミネラルウォーターを使うという事です。
硬度100mg/L以上の硬度が高いミネラルウォーターですと、ミネラル分が結晶化してしまう可能性があります。
そのため、ミネラルウォーターを使用する際は、必ず硬度100mg/L未満のものを使うようにしましょう。
まとめ
さて今回は、氷に賞味期限はあるのか、そして美味しいのはいつまでかというテーマで解説してみました。
氷には、基本的に賞味期限はないので、冷凍庫に保存してある限り普通に使う事が出来ます。
しかし、氷の性質上、冷凍庫の中にある食べ物のニオイなどが移りやすい特徴があるので、早めに使い切った方が美味しい状態を保つことが出来ます。
また、今回ご紹介した美味しい氷の作り方を参考にして頂ければ、さらに氷を美味しく口にする事が出来ます。
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