台風が来た時は買い物もままなりませんし、停電などに見舞われるリスクもあります。
「備えあれば憂いなし」という言葉があるように、あらゆる災害に見舞われたとしても、十分な食料の備えがあれば、最低限の生活は維持することができます。
そこで今回は、台風前に備えておくべき食料はどのようなものなのか、解説していきます。
台風前に備えておくべき食料は?
台風が来た時は、電気やガス、水道が使えなくなる可能性もあります。
台風前に食料を備える時は、これらが使えなくなることを想定した上で、栄養バランスが取れる食料を備えておきましょう。
どんなものを備えておくのがいいのかと言うと
- 調理の必要がないもの
- 開封してそのまま食べられるもの
- 個別包装のもの
できたらお箸やスプーンなど使わなくてもいいようなものがいいですね。
そしてエネルギー補給にもなり、食べ応えのあるものや甘いものなど、水分を中心に備えましょう。
水(飲料用・調理用)
台風時は水道が止まることも考えられます。
万が一止まってしまうことを考えて、飲料用と調理用の水を1人あたり1日3リットルと考えて、家族分備えておきましょう。
主食
次にエネルギー源となる主食です。
レトルトご飯やおかゆ、乾めん、もち、乾パン、クラッカー、シリアルなどが日持ちもして良いでしょう。
電子レンジが使えなかったら?
停電になって電子レンジが使えない場合でも、レトルトごはんのパックごと沸騰したお湯の中にいれて15分ほど温めることでパックご飯が食べられます。※フィルム面を上にします。
パック容器が熱で変形してしまうこともあるので、鍋のフチに当たらないように注意して下さい。
その時に使うお水は飲料水でなくても大丈夫です。
また、パックからごはんを出し、熱に強いポリ袋に移してから温めると時短にもなり、取り出したあとは袋ごと握っておにぎりにもできます。
主菜
続いてたんぱく質です。
魚などの缶詰は長期間保管できるのでおすすめ。スパゲッティに使用するトマト缶などの具も非常食となります。
副菜
ビタミンやミネラル源となる副菜も、缶詰の非常食が役立ちます。
野菜の缶詰なども豊富に売っているので、日頃から買い溜めておくと良いでしょう。
常温で日持ちするにんじんやたまねぎ、じゃがいもなども台風前に揃えておきたい食材です。
調味料
塩やしょうゆ、マヨネーズなどがあると、非常時でもより食べやすく食材を取り入れることができます。
嗜好品
飴やチョコレート、グミ、クッキー、ドライフルーツ、コーヒーなど。
「非常時に?」と思うかもしれませんが、嗜好品があると気持ちがリラックスできますし、菓子類は糖分を摂ることもできます。
簡易的な食器類
ここまで台風前に備えておくべき食材をご紹介しましたが、紙皿やスプーン、フォークなどがないと食べられない状況も考えられます。
それらがない時でも、食器代わりに使えるラップは忘れずに準備しておきましょう。
カセットコンロやガスボンベ、ウェットティッシュ、缶切りなども備えておくと安心です。
台風前は家族の状況に合わせて必要なものを備える
台風に備えておくべき食材は、各家族によっても異なります。
赤ちゃんがいるご家庭は粉ミルクやベビーフードが必須です。
また、家族の中に食物アレルギーを持っている方がいたら、アレルギー用の食材も多めに備えておきましょう。
家族の中にお年寄りがいた場合は、柔らかくて食べやすいパンなどを買っておくのもおすすめです。
状況に応じて、必要なものを備えておきましょう!
また、ご紹介した備えは、最低でも3日分は用意しておくのがベストです。
例えば、家族4人分の飲料水を3日分備えておくとすると、36リットル分用意しておく必要があります。(1人当たり1日3リットル×3日分×4人分)
備える時は、飽きがこないように様々な食材を備えておくのがおすすめです。
台風前に備えて、仮に台風が何事もなく過ぎ去ったとしたら賞味期限内に食べて、新しいものを購入して備えておきましょう。
一度備えをきちんとすると安心してしまいますが、いざという時に賞味期限が切れてしまっていては元も子もありません。
定期的に確認して、買い揃えつつ備えを維持するようにしてくださいね。
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ローリングストックをしましょう
ローリングストックとは、普段使いの食品や日用品を、非常時にも利用できるよう多めにストックしておく方法です。
- 水・食料は若干多めに買い置きをする
- 定期的に古いものから順に食べるようにする
- 食べた物を買い足し補充する
など、あくまで、日常的に利用している食品や日用品を、使った分だけ買い足していく。
そうすることで無駄がなくなり、手軽に日常品をストックすることができます。
台風前などに慌てて買い出しに行くという手間と無駄が省けますね。
まとめ
台風前は、台風が来た時に備えて最低3日分の食材を備えておくのがおすすめです。
食材を備える時のポイントは、主食や主菜、副菜などをバランスよく揃えておくことと、ガスや電気が使えなくても食べられる食材を購入することです。
缶詰などは長期間日持ちもしますし、台風前などの非常時にもピッタリなので、少しずつ買い溜めていきましょう。
ローリングストックもぜひ頭に入れながら、実行するようにできたらいいですね。
ご紹介した食材や備蓄の例を、ぜひ台風前の備えの参考にしてみてくださいね。
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