アニメや漫画、アイドルなどが好きな人たちのことを「オタク」もしくは「ヲタク」と表現しますよね?
この「オタク」と「ヲタク」の2つの表記に違いはあるのでしょうか?
また、どう使い分けるのが良いのでしょうか?
今回の記事では気になる「オタク」と「ヲタク」の違いや由来、使い分ける方法について、解説していきます。
オタクとヲタクの違いとは?
まず、オタクとヲタクの違いについてですが、言い方を敢えて変えているのには主に3つの理由があると見られています。
まずはそれぞれの理由から詳しく見ていきましょう。
「オタク」以上にディープな意味合いとして「ヲタク」が使われている
「オタク」のイメージがネガティブに捉えられていたため、自分のことをその分野において本当のマニアックだと思っている人たちが、オタク以上にディープな存在として「ヲタク」を使うようになったというもの。
オタクの種類を区別するために名称の違いが生まれた
「オタク」という言葉が広く使われるようになったため、秋葉原の萌え系が好きな人たちが他の大衆文化と区別させるために「ヲタク」を使うようになったというもの。
ネット用語として誕生した
かつての「ww」が「草」という表記になったように、元々「オタク」として親しまれていた言葉がネット上で「ヲタク」と使われることが増え、それが定着したというもの。
「オタク」と「ヲタク」の違いは主にこのような理由が挙げられるようです。
実際のところはハッキリとした違いは分かっていないようですが、この3つのうちのどれかのような気もしますよね。
オタクの由来とは?
オタクは「お宅」という言葉が由来となって生まれました。
そんな「オタク」が生まれたきっかけは諸説あります。
主に言われているのは、「超時空要塞マクロス」の制作スタッフが、スタッフの間でお互いのことを「オタク」と呼んでいたのが始まりだというものや、中森明夫が漫画雑誌内で紹介したコラム「『おたく』の研究」から来ているという説です。
オタクという言葉はその後徐々に広がっていき、次第にゲームやアニメ、漫画、鉄道、パソコン、格闘技などの大衆文化の愛好家を指す言葉として広く使われるようになりました。
今は多くの人に馴染みがある「おたく」という言葉ですが、「おたく」→「オタク」→「ヲタク」と徐々に親しまれるようになったと見られています。
「オタク」と「ヲタク」の使い分けは?
ここまでオタクとヲタクの違いを詳しく解説しましたが、それぞれどのように使い分ければ良いのでしょうか?
結論からお伝えすると、オタクもヲタクもそれぞれの意味に大きな違いはないため、使い分ける基準は特にありません。
ですが、一般的にはオタクよりもヲタクの方が「よりディープにその分野にハマっている人を指している」とイメージする人が多く、
「オタク < ヲタク」
という意味合いで使われることが多いようです。
オタクはライトな「好き」でも使えるイメージな一方、ヲタクは少しディープにその分野を好きでいる人を指すことがあるようです。
使い方は個人の自由ですが、気になる人は自分の好きな分野での立ち位置を考えつつ、SNSなどで使い分けていくと良いでしょう。
まとめ
オタクとヲタクには意味合いに明確な違いはありませんが、一説によると「オタク」という言葉をよりディープな意味合いにしたものが「ヲタク」だともいわれています。
一般的には「オタク」の方が使われることが多いようですが、周りと差別化を図りたい時は「ヲタク」を使うのも良いかもしれないですね。
ぜひ、記事内容を参考にしながら自分に合った使い分けをしてみてくださいね。
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