ペットボトルは1回使ったら捨てますか?
人によって意見が分かれますが、5回くらいは使い回すという人もいれば、1回使ったら捨ててしまうという人もいるでしょう。
節約も兼ねて、自宅から飲み物をペットボトルに入れ替えて、水筒代わりに持ち歩いている人も多いと思います。
しかし、気になるのは衛生面ですよね。
そこで今回は、ペットボトルを使い回すと、体に影響はないのかについて解説していきたいと思います。
ペットボトルを使い回すのは大丈夫?再利用の方法は?
それでは早速、ペットボトルを使い回すのは大丈夫なのか、そして再利用したい場合の方法について解説していきましょう。
結論から言うと、ペットボトルを飲料用として使い回すのは、衛生面から見てもおすすめ出来ません。
ペットボトルは、直接口をつけて使用する事が多いと思いますが、唾液に含まれる雑菌がペットボトルに付着しやすいので、特に注意が必要なのです。
さらに、ペットボトルを使い回す時に、中身をジュースなどの甘い飲み物にすると、お水やお茶の時よりも雑菌の繁殖が早くなる傾向があります。
このような事から、ペットボトルを飲料用として使い回すのは、避けた方が良いと言えるでしょう。
しかし、何かの形でペットボトルを再利用したいという人もいると思うので、ここでは飲料用の他に再利用する方法をご紹介していきます。
ペットボトルを再利用するなら、おすすめはパスタなどの乾物を入れておく容器として使う方法や、ペン立てなどの物入れに使う方法です。
ペットボトルの形は、長いパスタを入れておくのにちょうど良く、天然水などのペットボトルならニオイがうつる心配もありません。
また、物入れとして再利用する際も、下がしっかりしていて安定感のあるペットボトルは最適です。
飲料用としては、衛生的におすすめ出来ませんが、このように他の用途で再利用することが出来るので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ペットボトルを使い回す事で起こる症状とは?
それでは次に、ペットボトルを使い回す事で、体に起こる可能性のある症状をご紹介していきましょう。
ペットボトルを使い回す事で、容器に雑菌が繁殖し、それが体の中に入ることで起こる症状としては、「腹痛」や「下痢」「嘔吐」など消化器系の症状が多いです。
特に夏場は、通常の状態でも胃腸の調子を崩しやすくなっている所へ、雑菌が体の中に入ると抵抗力も低下しているので、食中毒の危険もあります。
消化器系の症状が出ると、脱水などを起こす事もあるので、特に小さなお子様やお年寄りは注意するようにしましょう。
ペットボトルを使い回す時の注意点
さてここまでで、ペットボトルを使い回すのは、衛生的におすすめ出来ないとご紹介してきましたが、それでも何回かは再利用したいという人もいるでしょう。
そこで最後に、ペットボトルを使い回す時の注意点をご紹介していきたいと思います。
ペットボトルを使い回す時に、細菌が繁殖してしまう最大の原因は、ペットボトルに付いた汚れが落ち切れていない事です。
そのため、どうしてもペットボトルを使い回す場合は、可能な限り汚れを落としきるようにすると良いでしょう。
おすすめの洗い方としては、塩素系のブリーチを使ってペットボトルを洗う方法です。
塩素系ブリーチを、100倍に薄めた溶液を作り、それをペットボトルの中に入れます。
そのまま、20~30分ほど放置しておくと、ペットボトル内がしっかり消毒されて、細菌が繁殖する原因となる汚れが落ちます。
その後、しっかり流水ですすいで、ふたの部分を下にして乾燥させておきましょう。
水気が残っていると、せっかく消毒しても細菌が発生する可能性があるので、キッチンペーパーなどで拭き取るようにします。
まとめ
さて今回は、ペットボトルを使い回すのは衛生的に大丈夫なのか、また再利用する為の方法などをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
ペットボトルは持ち運びに便利なので、水筒代わりに使い回すという人も多いかもしれません。
しかし、口を直接付けて飲むペットボトルには、雑菌が繁殖しやすく体調を崩す原因にもなりかねません。
どうしても使い回す時は、今回ご紹介した塩素系ブリーチで消毒をしたり、飲料用以外での再利用をおすすめします。
これから暑くなり、さらに雑菌が繁殖しやすい時期になるので、注意しましょう。
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