クッキーやお菓子、ケーキなどのレシピを見てみると、材料のところによく「無塩バター」と書かれていますよね?
ですが、なぜお菓子を作る時は無塩バターを使用することが多いのでしょうか?
有塩バターと無塩バターの違いってそもそも何?
お菓子にはなぜ無塩バターを使うの?
無塩バターがない時には何かで代用できるの?ということをお伝えしていきます。
クッキーに使う無塩バターと有塩バターの違いとは?
無塩バターと有塩バターの違いって何?
まずは有塩バターと無塩バター、それぞれの違いについてご紹介していきます。
有塩バターはパンに塗ったり、炒め物や風味付けにも使ったりします。
無塩バターとは?
無塩バターとは、塩分が含まれていないバターです。
実はバターの原料である生乳に少しだけ塩分が含まれているので、完全な無塩ではありません。
そのため「食塩不使用」と記されています。
無塩バター 北海道よつ葉バター 450g 賞味期限2021年6月13日またはそれ以降 【数量制限なし】 食塩不使用 よつば おうち時間 パン作り お菓子作り 手作り パン材料 お菓子材料
有塩バターとは?
有塩バターとは食塩が含まれたバターのことです。
有塩バターには製造元にもよりますが、一般的に約1.5%の塩分が含まれています。
また、有塩バターは「加塩バター」とも呼ばれています。
有塩、加塩はメーカーによって言い方が違うだけのようです。
よつ葉バターは加塩と表示されています。
《よつ葉乳業》よつ葉バター(加塩)【450g】
市販されているバターのほとんどが有塩バターで、家庭用や業務用として一般的に使われています。
2つのバターの主な違いはその言葉通り、「塩分が含まれているかどうか」です。
クッキーなどのお菓子作りをする方の中には、
「無塩バターのお菓子のレシピに有塩バターを使ったらどうなるの?」と思われる方もいるかもしれません。
有塩バターを使用すると、このような現象が起きやすくなります。
・ふっくら焼きあがらない
・塩分が含まれているため味のバランスが乱れる
・小麦粉の粘りである「グルテン」を強めて食感が変わる
有塩バターはお菓子本来の味わいや焼き上がり、食感に影響を与えてしまいます。
素材そのものの味わいを活かすために、お菓子作りには無塩バターを材料に加えたレシピが多いんですね。
一方、有塩バターはコクがしっかりしているので、シチューや炒め物などに加えると美味しさがアップします。
それぞれのレシピによって適したバターがあるので、その都度合わせて使用するように意識してみてくださいね。
無塩バターがない時は何かで代用できる?
お菓子作りをする時、無塩バターが手元にない時は別のもので代用することも可能です。
代用できるものは次の通りです。
サラダ油
無塩バターがない時はサラダ油で代用することができます。
サラダ油を使用すると少ししっとりとした生地となりますが、コクはバターには劣ります。
風味も少し弱くなるので、あらかじめ覚えておきましょう。
油にも色々ありますが、オリーブオイルのような香りが付いている油はおすすめしません。
使用する時は、サラッとしたサラダ油を使うようにしてくださいね♪
無塩タイプのマーガリン
無塩タイプのマーガリンも無塩バターがない時に代用できます。
油よりもコクがあるので、お菓子作りにはこちらを使用した方が風味も良くなります。
サラダ油と無塩マーガリンがあるという場合は、無塩マーガリンをお菓子作りに使用してみてくださいね。
ご紹介した通り、無塩バターがない時はご紹介したような材料で代用できますが、中には有塩バターを使用するお菓子のレシピもあります。
タルトやクッキーなどは有塩バターを使用するパターンもあるので、材料を揃える前にまずレシピをしっかり確認しておきましょう♪
有塩バターを無塩バターに変える裏ワザ
最期にちょっとした裏ワザをご紹介します。
実は、「とある方法」を行えば、有塩バターでも一気に無塩バターにできるんです。
具体的な方法はこちら♪
①コップに有塩バターを入れて、電子レンジで1分間温める
②バターが黄色い部分と白い部分に分離したのを確認
※黄色い部分が無塩バターで、白い部分が塩分です
③白い部分を取り出して完成。
こちらの方法を試せば、簡単に有塩バターから無塩バターを作ることができます。
もし無塩バターをどうしても使いたい場合は、こちらの方法を活用してみてくださいね♪
まとめ
何気なく使っているバターですが有塩と無塩でそれぞれ特徴が異なります。
クッキーなどのお菓子作りをする時は、ぜひレシピに書かれているバターの種類を忘れずに確認するようにしてくださいね。
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