お正月料理などに欠かせない黒豆。
黒豆煮は保存食としても適していますが、ほど良い甘みを含ませ軟らかく煮るには大変な手間と時間がかかります。
レシピを見ると砂糖の他に、重曹と釘と書いている場合が多いです。
素朴な疑問ですが、重曹と釘を入れると、どうして美味しくできるのでしょうか。
また、重曹や釘がないと柔らかくて美味しい黒豆は作れないのでしょうか。
ココではその疑問に対しての答えをまとめてみました。
黒豆を煮るのに重曹や釘を入れるのはなぜ?
黒豆を煮るのに重曹や釘を入れるのが良いとされるのはなぜでしょうか。
重曹は豆を柔らかく、早く煮ることができます。
また、アク抜きの効果もあるので美味しく仕上がります。
重曹を入れるのはなんとなく分かりますが、では、釘を入れるのはなぜ?
と思う方も多いのではないでしょうか。
しかも錆びのある、古い釘なんですね。
新しい釘でもいいのですが、新しいと鉄分が流れ出にくいので古い釘がオススメだとか。
しかも貧血気味の方はこの釘を入れることで体内に鉄分も多少補給できます。
そんな釘を入れるのは、豆をツヤのある黒い色に仕上げるためとされています。
釘の錆びの成分と黒豆から水に溶け出した色素のアントシアニンが結合し、黒々とツヤのあるキレイな黒豆に仕上がるんですね。
ツヤのある美しい黒豆に仕上げるためにはこの手間ははずせないものなのです。
釘はどんな風にどのタイミングで入れる?
では、釘を入れるのはどんな風に、どのタイミングで入れるのが良いのでしょうか。
しっかりと黒々とした黒豆を作りたい場合は黒豆を戻す時の最初から釘を入れておくとキレイな色に仕上がります。
釘といっても古釘になるのですが、錆びた釘を布巾・ガーゼ・キッチンペーパーなどに包み黒豆と一緒に煮ます。
だしパツクやお茶パックでもいいですね。
鉄の匂いが気になるようでしたら炊く時に入れるようにするといいです。
でも、古釘と言ってもご自宅にあるとは限りませんよね。
むしろ、ないほうが多いかも知れません。
重曹の代わりにベーキングパウダーは?
重曹の場合、重曹の代わりにベーキングパウダーを使うという意見もありますが、ベーキングパウダーは中性ですからその成分を利用して柔らかく煮ることはできません。
では、重曹も古釘も使わないと、美味しい黒豆煮はできないのでしょうか。
答えは・・・できます!
黒豆を美味しくキレイに作るには時間と工夫が大事です。
でも
重曹も釘も使わなくても、
黒豆を柔らかく美味しく、
しかも簡単に
作ることもできます。
黒豆を煮るのに重曹や釘を使わなくても美味しくできる?
重曹や釘を使わなくても、黒豆を柔らかく美味しく煮ることができます。
しかも圧力鍋も使わずに。
作り方のポイントを簡単にまとめてみました。
<材料>
水800cc+砂糖200g+塩小さじ1/2+醤油大さじ2+酒大さじ3
※黒豆200gに対しての量です。
②水が沸騰したら火を止め調味料と黒豆を入れる。
③ひと晩寝かせ、強火で煮立てアクをとる。
④とろ火で約2時間コトコト煮る。
⑤煮汁が少なくなってきたら火を止める。
⑥粗熱をとり冷蔵庫でひと晩寝かせる。
ふっくらした黒豆をひと晩寝かせることによって味がしまります。
黒豆煮の美味しくて簡単な作り方
重曹や釘なしも美味しい黒豆煮の簡単な作り方。
コチラのレシピでより分かりやすく説明されていますので参考にされて下さい。
料理名:黒豆煮
作者:こぶた…
■材料(約10人分)
黒豆 / 200g
〇水 / 800cc
〇三温糖 or 砂糖 / 大さじ9-11
〇酒 / 大さじ3
〇九州(甘口)醤油 /
(なければ普通の醤油でOK) / 大さじ2
〇塩 / 小さじ1弱
■レシピを考えた人のコメント
圧力鍋、重曹なし!
黒豆煮って難しいイメージありますが案外簡単♪
時間はかかりますが(^▽^;)
お正月は是非手作りで!
家にある調味料で作りました☆
シャトルシェフなどの保温調理鍋を使ってもっと簡単に!
保温調理鍋を使うともっと簡単に、便利に黒豆煮を作ることができます。
シャトルシェフなどの長時間保温調理鍋があれば途中で再加熱することで同じ条件になります。
火のことを気にせずに済むのでより簡単で安全です。
シャトルシェフで柔らかく美味しい黒豆煮を作るのもオススメです!
まとめ
黒豆を煮るのに重曹を入れる理由と美味しく作る方法についてまとめてみました。
今は昔ながらの重曹や古釘を入れて作っている方は少ないのではないでしょうか。
とても便利に美味しくできる家電がたくさんあります。
より簡単にできるので、それらを使って料理するのもおすすめです。
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