「今年、別居している祖父母が亡くなった」という方の中には、喪中はがきを出すべきかわからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、祖父母と別居していた場合、喪中はがきを出す必要はないのか?という疑問についてまとめてみました。
喪中はがきは祖父母と別居していた場合でも出したほうがいい?
一般的な考えとして、喪中は血縁関係がある2親等以内の方が亡くなった場合のことを指します。
祖父母は2親等に該当するため、この場合は別居している、していないに関係なく「喪中」ということになります。
中には「義理の祖父母が亡くなった場合はどうなるの?」と疑問に思っている方も多いかと思いますが、義理の祖父母の場合も2親等と考えるため「喪中」となります。
つまり、夫、妻、両方の祖父母が亡くなった場合は基本的に喪中なので、喪中はがきを出しても問題ありません。
一般的には2親等までが「喪中」という概念に該当しますが、喪中は自分が「喪に服したい」という気持ちのこと。
そのため、祖父母だけではなく3親等以上の関係で「喪に服したい」と思った場合は、喪中はがきを出しても問題ないので、そのように対応しましょう。
喪中はがきを出す時期はいつ?
祖父母と別居していた場合でも、喪中はがきは出していいとご紹介しましたが、喪中はがきを出す際は年賀状よりも早く出すようにしましょう。
なぜなら、喪中はがきは「喪中のため、新年のあいさつは控えさせていただきます」というご案内になるため。
「あいさつを控えます」という案内なのに年末に到着してしまっては、先方は年賀状をすでに投函してしまっている可能性があります。
年賀状を出した相手から喪中はがきが来ると、知らなかったとはいえ、先方に気を遣わせてしまいます。喪中はがきはなるべく遅くならないよう出しましょう。
喪中はがきを出すおすすめの時期は、「11月下旬~12月中旬」です。
新年のあいさつを控えて喪中はがきを出そうと思っている方は、ぜひこちらの期間中に到着するよう、投函してくださいね。
喪中はがきを送る場合は、いくつか注意点があります。
- 年賀状に使うような干支や日の出のイラストは加えない
- おめでとう、賀、慶、喜という字は使わない
この点を押さえつつ、寒中見舞いを作成してみてくださいね。
喪中はがきの代わりに「寒中見舞い」を出してもOK
喪中はがきは11月下旬~12月中旬に出すのが一般的ですが、12月上旬に不幸があった場合は年内に喪中はがきを出すタイミングが無くなってしまいます。
そのような時は、喪中はがきではなく「寒中見舞い」を出すという方法もあります。
もし喪中はがきの到着が年内ギリギリになりそう…。と思った時は、年明けに寒中見舞いを出しましょう。
寒中見舞いを出せる時期は「1月8日~2月3日まで」。
基本的に1月7日までは年賀状が届く時期なので、寒中見舞いは1月7日以降に贈るのが通例です。
また、「寒中」なので、冬の暦に送るのがベスト。
日本の暦では2月4日が立春なので、2月3日までに到着するように出しましょう。
寒中見舞いを出す時は、郵便局などで購入できる一般的なハガキで問題ありません。
年賀状用のはがきは使えないので注意してくださいね。
まとめ
喪中はがきは2親等の関係なら出すのが一般的です。
祖父母も2親等に当たりますが、別居している、別居していないに限らず、喪中はがきを出して問題ないため、そのように対応しましょう。
関係性や自分の気持ち的に「喪に服したい」と思うなら、3親等以上でも喪中はがきを出してOKです。
喪中はがきは11月下旬~12月中旬までに着くように出し、間に合わない場合は寒中見舞いを出すようにしてくださいね。
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