夫は企業で社員として働き、妻はパート。
収入に差があるのに、「共同生活だから生活費は折半しよう」「生活費が足りないのはお前のやりくりが下手だから」そう言われて悩んでいませんか?
今回は、夫が生活費をくれなくてパート代だけでは生活が厳しいと感じている女性に向けて、するべき対処法をご紹介していきます。
生活費をくれないのは経済的DV!?
まず、夫の方が数倍も経済力があるのに生活費をくれないのは明らかな経済的DVです。
近年、この経済的DVが増えていて、DV被害者の7人に1人が十分な生活費を貰っていないなどの経済的DVを受けていることがわかっています。
- パートの自分よりも数倍稼いでいるのに生活費をくれない
- お金の使い道を細かく決められている
- フルタイムでの勤務を認めてくれない
- 自分の預金が勝手に使われている
このようなケースはすべて経済的DVに該当するので注意が必要です。
状況が悪化の一途を辿っていて、生活費をくれない夫との生活が限界を迎えているなら離婚や別居を考えるのもひとつの手です。
「家」という環境は閉鎖的なので、自分ひとりの考えでは冷静に判断できないことも多いです。
心配な方は信頼できる友人や弁護士に相談してみると良いでしょう。
故意ではない場合、夫の意識を変えられる可能性あり
経済的DVを受けている時、もうひとつ確認しておきたいポイントがあります。
それは、生活費をくれないのは夫の故意なのか?故意ではないのか?という点です。
男性の中には元々細かくて、ケチな人もいます。
そのような人は結婚すると家計についてより極端に考えてしまい、本人に深い悪気はなく、生活費をくれないこともあるのです。
故意で生活費をくれないという場合は話し合い次第で解決できる可能性もゼロではありません。
だからこそ、このような時は、真剣に今後の生活について話し合うことが大切です。
生活費をくれない夫にパートの妻がするべき対処法
家計簿を見せる
夫の中には現状の生活費がどのくらいかかっているか理解していない人もいます。
現時点でどのくらい生活が苦しいのか、パート代だけでどれほど節約しているのかを、家計簿で見せて知ってもらいましょう。
生活費の分担は法律の義務であることを伝える
夫の中には「俺が働いたお金は俺が自由に使える」と思っている人も。
ですが、結婚している以上、婚姻費用は夫婦で分担しなくてはならないと法律で決められているので、その事実と夫が支払うべき生活費を伝えましょう。
夫との話がこじれそうなら、先に弁護士に相談してくださいね。
生活費用の財布をひとつ作る
生活費をくれない夫と結婚している方の多くは、夫婦別々のお財布になっているのではないでしょうか?
この状態だとお互いの生活費の実態が見えにくく、夫があなたの現状を把握していない可能性があります。
お互いの金銭感覚を一致させるためにも夫婦でひとつの財布を持つというのは非常におすすめな方法です。
財布を一緒にする場合、
- お互いの収入を全てひとつの財布にまとめる
- 生活費のみをひとつの財布にまとめる
という2つの方法があるので、どちらがやりやすいか夫と相談してみてください。
月々、一緒のお財布に入れているお金が余ったら、夫婦共同の銀行口座や貯蓄用口座に預けておくことで計画的な貯蓄にも繋げられますよ。
まとめ
「自分の収入はパート代だけなのに夫は生活費をくれない」
このような状況は辛いですよね?
夫が生活費をくれないのは明らかな経済的DVです。
夫と、これから先もずっと一緒に生活をしていくのか、それともじっくり話し合ってみるのか、これからの自分のためにしっかり考えていきましょう。
必要な場合はご紹介した対策を実践してみてくださいね。
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