新型コロナウイルス「COVID-19」が世界中に感染拡大し、多くの人の命を奪い、後遺症を与え、職を奪い、収入を激減させてしまいました。
まさに「未曽有のパンデミック」と言えます。
旅行業界や航空会社、飲食店などのサービス業への影響が大きいというニュースをよく耳にするようになりましたが、「音楽業界」にとってもかなり大きな痛手となっています。
「ライブができない」
2020年の1年間で1回もライブを行えなかったアーティストもかなり多く、行えたとしても「無観客ライブ」であったり、「配信ライブ」という形でした。
しかし、それでも音楽の火は燃え続けています。
コロナ禍で傷つき、落ち込んでいる多くの人々を、音楽の力で今もなお勇気づけてくれているのです。
この記事では、そんな「コロナ禍でも止まらない音楽の力」について解説していきたいと思います。
コロナ禍でも音楽の力は偉大!liveができなくてもヒット曲が続々誕生
2020年では、ほとんどのアーティストがライブを行いませんでした。
2021年に入っても、「上限5,000人(首都圏は1万人に緩和)」という観客しか会場に入れることができない状況が続いており、音楽業界にとっての大きな収入源であるライブ収益が行えない状況です。
多くのライブ運営会社、アーティスト所属の事務所の経営は悪化し、今後経営破綻するところも続出してしまう可能性もあります。
しかし、世の中の音楽が止まってしまったのかと言えばそうではありませんでした。
ライブはできなくとも、テレビやネット動画、配信ライブ、無観客ライブといったコンテンツで新たな音楽は次々に発信され、多くのヒット曲も誕生しました。
- LiSA「紅蓮華」「炎」
- YOASOBI「夜に駆ける」
- DISH//「猫」
- Official髭男dism「I LOVE…」
- 米津玄師「感電」
- King Gnu「白日」
- あいみょん「裸の心」「マリーゴールド」
- 瑛人「香水」
- 菅田将暉「まちがいさがし」
- NiziU「Make you happy」
- 優里「ドライフラワー」
ざっと挙げただけでもこれだけの名曲が音楽シーンを盛り上げてくれたのです。
他にも、コーラスグループでは「Little Glee Monster」、ネット発のアーティストとしては「ずっと真夜中でいいのに。」や「ヨルシカ」などが活躍しました。
また、2021年に入っても、「ado」の「うっせぇわ」を筆頭に、すでに多くのヒット曲が誕生しています。
このように、コロナ禍であっても決して音楽の火は止まってはおらず、我々日本人の心に楽しさや癒し、勇気を与えてくれているのです。
なぜ音楽の力はこれほど偉大なのか
音楽が決して止まらない理由。
それは、「多くの人々が音楽と共に暮らしているから」です。
電気やガス、水道、家、車、電気製品、洋服、食べ物、飲み物といった「生きるために必要な物」と同じように、音楽も生きるために必要不可欠なのです。
確かに、音楽がなくても生きられるという人も多くいることでしょう。
しかし、音楽によって元気や癒し、勇気をもらいたい人もまた大勢存在しているのです。
前記したように、多くのアーティストがコロナ禍でも名曲を世に送り出し、「Mr.Children」や「B’z」といった大物アーティストは緊急事態宣言中に過去のライブ映像を公開し多くの人々に勇気を与えました。
「歌う」という行動をしない民族は1ヶ国も存在しませんし、何十年、何百年遡ってみても音楽は人々のすぐそばで鳴っていたのです。
まとめ
今回は、コロナ禍でも止まらない音楽の力について解説してきました。
コロナ禍でライブはできなくとも、音楽は止まりませんでした。
今後も観客の数が少なく、破綻してしまう運営会社もあるでしょう。
しかし、それでも音楽は鳴り続けます。
コロナウイルスへの感染の恐怖や外出自粛などストレスで落ち込む機会は多いでしょう。
今後もしばらくこういった状況は続きますが「音楽」を聴いて心に栄養を与えていきましょう。
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