ちょっとしたビジネス文書や名刺作成、履歴書などで「電話番号のかっこってどう書けばいいの?」と迷ったことはありませんか?
なんとなく自己流で書いてる…って人も多いかもしれませんね。
「(03)1234-5678」「03-1234-5678」…いろんなスタイルを見かけますが、実は、用途や相手に応じて「正解」とされる書き方が少し違うんです。
特に固定電話と携帯電話では見た目のルールが少し違ったり、使う場面によっても書き方にマナーがあります。
この記事では電話番号のかっこの正しい書き方や、ビジネス・プライベートでの使い分け、履歴書の場合まで、わかりやすくまとめています。
「電話番号 かっこ 書き方」で迷ったことがある方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
電話番号の「かっこ」ってどう書くのが正解?
まず最初に結論から言うと、電話番号の書き方に厳密なルールはありません。
ただし、固定電話の場合、一般的には「市外局番を(かっこ)」でくくるスタイルが定番です。
例としては、こんな感じです。
書き方 | 意味・用途 |
---|---|
(03)1234-5678 | 市外局番を強調したいときによく使う |
03-1234-5678 | ビジネス資料や広告などで一般的 |
03(1234)5678 | やや見慣れない書き方、避けるのが無難 |
カッコを使うと視覚的に区切りがはっきりするので、電話番号が読みやすくなります。
たとえば「(03) 1234-5678」のように、市外局番をかっこでくくると見やすく、名刺や書類などのビジネスシーンに向いています。
でも、全角・半角のバランスやハイフンとの組み合わせには気をつけてくださいね。
一方、携帯電話は「090-1234-5678」とハイフンのみで書くのが自然。
かっこ付きの「(090) 1234-5678」も見かけることはありますが、あまり一般的ではないです。
使う場面によって、読みやすく印象の良い書き方を選ぶのがポイントになります。
電話番号の「かっこ」は固定電話では使うのが一般的、携帯電話では使わないのが基本です。
固定電話のかっこの書き方
次は、固定電話と携帯電話、それぞれのかっこの書き方についてさらにくわしく見ていきましょう。
まず、固定電話のかっこの書き方について。
固定電話では「市外局番」をかっこでくくるのが一般的です。
特に名刺や請求書など、きちんとした印象を与えたい場面ではこの形式がよく使われます。
ビジネス文書では「03-1234-5678」が基本
会社の名刺や請求書、メールの署名欄など、ビジネスで電話番号を記載するときには「03-1234-5678」のように、かっこを使わずハイフンで区切るのがもっとも一般的です。
理由はシンプルで、「誰が見てもわかりやすい」から。
市外局番、市内局番、加入者番号がハッキリ分かれるように書くと、番号を見間違えるリスクも減ります。
電話番号をコピペして使うことが多いビジネスシーンでは、かっこよりハイフンの方が邪魔にならないんですよね。
また、「(03) 1234-5678」のように市外局番にかっこを使うと、視認性が良く、フォーマルな印象になります。
どちらも間違いではないんですね。
携帯電話のかっこの書き方
携帯電話には市外局番の概念がないので、基本的にはかっこは使わずにハイフンで区切るのが一般的です。
基本形
- 090-1234-5678
ただし、書類のフォーマットを固定電話と揃えたいときなど、例外的に「(090) 1234-5678」と表記する場合もありますが、あまり一般的ではないようです。
【表】固定電話と携帯電話のかっこの使い方まとめ
種類 | かっこ使用 | 例 |
---|---|---|
固定電話 | ◎ よく使う | (06) 1234-5678 |
携帯電話 | △ 基本使わない | 090-1234-5678 |
使う場面によっても書き方が違う!
電話番号の書き方は、用途や媒体によっても変わってきます。
以下に主な場面ごとの例をまとめました。
場面別の電話番号表記の違い
場面 | 推奨される表記 | 備考 |
---|---|---|
名刺・請求書 | (03) 1234-5678 / 090-1234-5678 | フォーマルさ重視 |
メール署名 | 03-1234-5678 / 090-1234-5678 | 読みやすさ重視 |
Webフォーム | 09012345678 もしくは 090-1234-5678 | システム処理を意識 |
個人メモ | 自由(かっこなし・数字のみでもOK) | 用途に応じて書きやすく |
メールやネットでは「(03)1234-5678」もアリ
個人のメールやSNS・ブログなど、ややカジュアルな場面では「(03)1234-5678」という書き方もたまに見かけます。
このスタイルは電話の市外局番(03や06など)を強調したいときに便利です。
ただし、スマホやパソコンの自動リンク(tel:リンク)に対応させたい場合は、かっこ入りの書き方は向いていません。
HTML上で「tel:(03)1234-5678」としても、正しく発信できない場合があるんです。
ネット上でクリックして発信させるようなシーンでは、シンプルなハイフン形式がベターです。
履歴書に電話番号を書くときのポイント
次に、履歴書に電話番号を書くときのポイントについてまとめていきます。
番号はハイフンでつなぐ
基本、電話番号はハイフンでつなぎます。※携帯電話・固定電話共通。
- 例:「090-1234-5678」
- 例:「03-1234-5678」
( )かっこがあれば、位置に合わせて書く
- かっこが左にある → 例:「(090)1234-5678」
- かっこが真ん中にある → 例:「090(1234)5678」
-
かっこが最初からない場合は無視でOK
→ 無理にカッコをつけない。普通に「090-1234-5678」と書きましょう。
電話番号を書くときのNGパターン
電話番号の「かっこ」って、ついついクセでいろんな書き方をしてしまいがちですが、こんな書き方は読みづらくなるので避けましょう。
- かっこが中途半端に使われている(例:03)-1234-5678)
- 記号やスペースがバラバラ(例:03.1234.5678)
- 全角ハイフンで統一されていない(例:03-1234-5678)
- 数字が全角、ハイフンが半角(例:03‐1234‐5678)
地味に見えるかもしれませんが、こういった細かいミスが「読みづらい」「信頼感がない」って思われちゃう原因にもなります。
特にビジネスで使うなら、見た目の美しさや統一感も大事にしたいですね。
場面別・おすすめの電話番号の書き方
絶対コレ!というルールはない?じゃあ、結局どう書けばいいの?ってなりますよね。
ということで、状況ごとにおすすめのスタイルをまとめてみました。※固定電話の場合
場面 | おすすめの書き方 | 理由 |
---|---|---|
名刺や会社案内 | 03-1234-5678 | スッキリ見やすく、一般的 |
請求書や書類 | 03-1234-5678 | 書式としての統一感がある |
個人ブログやSNS | (03)1234-5678 | やや柔らかい印象にしたい時 |
フォーム入力(電話欄) | 0312345678 | システムでハイフン不要なケースも |
つまり、「どこで誰に見せるか」を考えて書き方を選ぶのがポイントです。
ちょっと気になる!国際電話の場合は?
国際電話の場合は、電話番号の前に「+81」などの国番号がつきます。
海外の方に記載する際は、国際電話でつながる表記にする必要があります。
実際に「090-1234-5678」という電話番号を国際表示にすると、「+819012345678」となります。
- 国内:090-1234-5678
- 国際:+81-90-1234-5678
※「0」は取って「+81」のあとに続けるのがルールです。
まとめ
電話番号のかっこの使い方は、意外と奥が深いポイントです。
特にビジネスの場では「きちんとした印象」や「見やすさ」が求められるため、固定電話はかっこ付き、携帯はハイフン形式が基本です。
個人で使うなら少し柔らかい見た目にするのもOK。
大切なのは「相手にわかりやすいか」「用途に合っているか」という視点です。
TPOに応じて、読みやすく整った表記を心がけることで、ちょっとした信頼感にもつながります。
この記事を参考に、名刺や請求書・メール署名、履歴書など、シーンに合わせた電話番号表記を選んでみてくださいね。
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