「いつもは白く濁っている米のとぎ汁が、今日はなんだか黒い…」
こんな時、いつも通り炊いて食べても大丈夫か不安になってしまいますよね?
そこで今回は米のとぎ汁が黒い時の原因、そのまま炊いてもいいものなのかを解説していきます。
また、劣化したお米を美味しく食べるコツも方法もご紹介していますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
米のとぎ汁が黒いのはなぜ?
米のとぎ汁が黒い原因として挙げられる有力なものは「劣化」です。
湿度が高い場所で保管していると酸化して、米自体が黒ずんでしまうのです。
そのため、当然とぎ汁も黒い状態となります。
このような場合は、何度かとぎ汁を取り換えることで綺麗になるので、まずは試してみてください。
ただし、お米の色が灰色でニオイがある場合、「カビ」が原因の可能性があります。
食べても健康上問題はありませんが、気になる方は食べるのを控えるか、後半でご紹介する炊き方を参考にしてみてくださいね。
お米の適切な保管方法
お米は
・温度…15℃ほど
・湿度…75%ほど
このような状況下で保管するのがベストです。
お米は乾燥すると味が落ちてしまうため、湿度がかなり重要なんだとか。
とはいえ、湿度が高く、温度も高い状態で保管するとカビが繁殖したり、お米が劣化する可能性もあります。
お米を保管する時は直射日光などを避け、冷暗所などのなるべく涼しい場所で保管するようにしましょう。
暑くなりやすい夏場はお米も傷みやすいので、購入後は冷蔵庫や野菜室で保管するようにしてくださいね。
また、精米後のお米はひと月以内に食べるのがおすすめ!
よりお米本来のおいしさを味わいたい方は、2週間以内に食べるようにしましょう。
劣化したお米をおいしく食べるには?
とぎ汁が黒いお米を炊く時は、まずある程度の時間しっかり水につけておくことが重要です。
夏は30分~1時間ほど、冬は1~2時間ほどを目安に水につけるようにしてください。
では、ここからは劣化したお米をおいしく食べるための方法をご紹介していきます。
油を少し加える
サラダ油やオリーブオイルなど、どのような油でも良いので、お米1合に対して小さじ1ほど加えて炊いてみてください。
ツヤツヤのお米が炊き上げるはずです。
日本酒を加える
お米は日本酒とも相性抜群!
料理酒でも良いですが、味わいにこだわるなら日本酒がおすすめです。
お米1合に対し、大さじ1ほどの日本酒を加えて炊きましょう。
はちみつを加える
意外に思われるかもしれませんが、はちみつとお米も相性が良い組み合わせ。
はちみつに含まれる糖分は高い保水力があり、お米にしっかりと水分を浸透させることができるので、よりふっくらと炊き上がります。
お米1合に対し、小さじ1ほどのはちみつを加えてから、炊いてみてくださいね。
みりんを加える
本みりんをお米1合に対し、大さじ1ほど入れて炊きます。
甘味が加わり、ツヤがアップします!
氷を加える
いつも通りお米をといだ後、炊く直前に2個ほど氷を加えて炊くのもおすすめの方法。
こうすることで中の水が沸騰するまで時間がかかり、甘味が増しておいしくなります。
ご紹介した方法は、自宅にあるもので試せるものばかり。
覚えておくと何かと役立ちますし、新米で試してもおいしいので、気になる方はぜひ試してみてください。
まとめ
お米のとぎ汁が黒いと「どうしたのかな…?」と不安になってしまいますが、特段体に害があるわけではありません。
ただ、安い時にまとめて買うと、食べるころにはお米が古くなってしまい黒いとぎ汁になってしまう恐れも。
「鮮度が良いお米を食べたい!」という方は1か月中に食べきれる量を買うのがおすすめです。
もし、お米のとぎ汁が黒いと思った時は、ご紹介した対処法をぜひ試してみてくださいね。
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