私たちは普段食事をする時に、意識しないと自分の好きな食べ物を中心に食べてしまう事が多くなりますよね。
しかし、その中には偏食や好き嫌いの度合いが強すぎて、生活に支障が出てしまう人もいます。
この偏食と好き嫌いの違いですが、具体的にどのように違うのか分かりませんよね?
自分の食事が「偏食」なのか「好き嫌い」なのか、その違いを知りたいという人もいると思います。
そこで今回は、偏食と好き嫌いの違いというテーマで、詳しく解説していきたいと思います。
偏食と好き嫌いってどんな状態のこと?
そもそも「偏食」「好き嫌い」ってどんな状態のことを言うのでしょうか。
まず偏食から解説していきます。
偏食とは?続けるとどうなる?
偏食とは、食べ物の好みが極端に激しい状態の事を指します。
食べ物の好みが、極端に偏っているため、食事をバランスよく食べることが出来ず、特定の食品のみを過剰に摂取する傾向があります。
幼い頃から偏食傾向の人もいれば、大人になって徐々に偏食傾向になる人もいます。
結果、偏食を続けると、食べ物の好みという範囲を超えて、栄養バランス的にも非常に偏った状態になってしまう心配があります。
好き嫌いとは?続けるとどうなる?
では次に、好き嫌いとはどのような状態の事を指すのかを解説していきたいと思います。
好き嫌いとは、偏食ほどではないけれど、食事の好みがはっきりしていて選り好みしている状態の事を指します。
好きなものを真っ先に食べてしまって、嫌いなものには手をつけたくないという食べ方が多いでしょう。
しかし、好き嫌いの場合は、「嫌い」というだけで食べられない程ではないので、栄養バランスを考えて食べようと思えば食べられる人が多いでしょう。
偏食や好き嫌いの違いは子どもの頃から現れ始める?
結論から言うと、食べ物の偏食や好き嫌いは、多くの場合子どもの頃に現れ始めます。
子どもは、大人と違い味や食感に非常に敏感です。
そのため、子どもの頃に偏食傾向が強い場合や、好き嫌いが激しい場合は、食べ物の色や味などを本能的に拒否している可能性があると言われているのです。
無意識に、脳がその食べ物が自分にとって害になると判断した場合、本能的に体の中へ入れないように働き、その食べ物を避けるようになります。
この反応が、大人よりも子どもの方が敏感なケースが多く、偏食や好き嫌いが子どもの頃から現れ始める事が多いのです。
子どもの偏食や好き嫌いは自我の成長の証
子育てをしている中で、自分の子どもが極端な偏食傾向だったり、好き嫌いが激しいと心配になりますよね。
しかし、食事の好みが出てくるという事は、自我がしっかり芽生えている証とも言えます。
味覚や舌の成長と共に、食べ物に対する意識の変化がうまれ、その他にも自分の意思の主張をはっきり出来るようになればなるほど、好みをはっきり示す場合も多いからです。
偏食や好き嫌いが激しい場合の対処法
それでは最後に、偏食や好き嫌いが激しい場合の対処法について解説していきたいと思います。
食事を楽しむ工夫をする
まず1つ目は、食事を楽しむ工夫をするという事です。
大人でも子どもでも同じですが、偏食や好き嫌いが激しいと食事自体を楽しむことが出来ないケースがあります。
しかし、食事を楽しむことが出来ないと、さらに食へ対する意識が偏ってしまう可能性があるので、出来るだけ食事を楽しむ工夫をする事が大切です。
気心の知れた人とランチをしたり、メニューを選べるような場合では心が満足するようなメニューを選ぶという事もおすすめです。
食べる事に集中し過ぎない
2つ目は、食べる事に集中し過ぎないという事です。
偏食や好き嫌いが激しいと、「食べる」という事に集中してしまいがちです。
しかし食事は、ただ口に入れるだけが重要なのではなく、その食べ物の味や食感を味わう事も大切です。
最初は、好きなものばかりに集中してしまっていても良いので、その食べ物の味や食感を味わうようにすると、知らなかった食べ物の良さを発見出来るきっかけになるはずですよ。
見た目や環境にも意識を向ける
そして3つ目は、見た目や環境にも意識を向けるという事です。
食べ物は、舌だけでなく目でも味わうものです。
そのため、食事の盛り付けや食べるシチュエーションにも意識を向けると、偏食や好き嫌いが和らぐ可能性があります。
たまには、空気がきれいな外でランチをしたり、きれいな盛り付けを楽しみながら食事をするのも良いでしょう。
まとめ
さて今回は、偏食や好き嫌いの違いというテーマで、詳しく解説してみました。
食事の好みは、年齢や性別問わず過度に偏り過ぎると、支障が出てしまう事もあり心配に思う人もいるかもしれません。
しかし、食事は本来楽しみながら食べる事が大切なので、あまり偏食や好き嫌いに意識を向け過ぎない事も重要です。
普段から、食事の好みが偏っていると感じる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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