子どもの成長を祝う行事の一つとして七五三があります。
子どもに可愛い着物を着せてお参りに行ったり、写真を撮ったり、祝い膳を食べたりと、楽しい行事ですが、祖父母も来られるのはちょっと…と思っている方は少なくないのではないでしょうか。
祖父母と仲が良ければ問題ないことなのですが、そうでない方も多いと思います。
せっかく楽しい行事なのに祖父母に気を遣ったり、言われたくないことを言われたりするのは正直、キツイと思います。
そんな祖父母を七五三のお祝いに呼ぶことを上手にかわす方法をご紹介します。
七五三に祖父母を呼ぶ理由って何?祖父母を呼ぶ派の意見
七五三とは子どもが三歳、五歳、七歳になった年の11月15日にお祝いをする行事です。
その起源は平安時代にさかのぼり、江戸時代になると武士や裕福な商人の間で行われるようになりました。
その頃から親族総出で行う行事とされているので、現代でも七五三に親族を呼ぶという習慣がついています。
現代では、必ず親族を呼ばなければならない理由もないのですが、せっかくのお祝いなので賑やかにしたい、七五三経験者である祖父母に、七五三について分からないことの相談をしたいという方は、祖父母を呼ぶそうです。
七五三に祖父母を呼ばないのはアリ?
行事ごとに口を挟む祖父母は、時期が近くなってくると「もうすぐ七五三よね~」と言って呼ばれる気満々の発言をすることもあります。
七五三には祖父母を呼ばなければならないものなのでしょうか?
昔の文化として、七五三に祖父母を呼ぶのが当たり前になりつつありますが、そのような決まりはありません。
最近は二世帯が当たり前になりつつあるので、祖父母を呼ばないという家庭もたくさんいます。
むしろ七五三のお参りに来ている家族は親子だけの人たちも少なくありません。
七五三に祖父母を呼びたくない時の上手なかわし方5選
コロナウイルス感染拡大防止のため、親子だけで行う
これはコロナウイルスが流行っている時期限定の対処法なので何年先も使える方法ではありません。
しかし、理由として使えるものは使っていきましょう。
こればかりは自分だけでなく周りの人にも迷惑がかかる話なので、「感染拡大防止のため」と言えばどんなに口うるさい祖父母でも納得せざるえないでしょう。
両家の両親とも呼ばないことを伝える
片方の両親だけ呼ぶのはマナー違反です。
相手の祖父母が来ないのであれば仕方ないと思ってくれる可能性もあります。
しかし、少々しつこい祖父母だと効果がないので理由の一つとして言っておき、「今年は親子だけでこじんまりと行う」ことを伝えましょう。
事前に報告をしない
事前に報告をすると「じゃあ、一緒に行くわ」と言われてしまうことがあります。
余計なことは言う必要はありません。
また「いつ七五三にするの?」と言われたら、旦那の休みの都合が決まらないなど適当な理由をつけて誤魔化しましょう。
そして急に予定が決まって七五三参りに行くことになり、呼ぶ暇がなかったと言えばいいのです。
保育園や幼稚園の行事として七五三がある
保育園や幼稚園の行事として近所の神社にお参りに言ったり、千歳飴が渡されたりする場合があります。
それを理由に七五三を大々的にやらないというのもアリなのではないでしょうか?
ただ、園の行事となるとさすがに着物を着ることはないと思うので写真撮影は別で行った方がいいです。
写真だけ贈る
祖父母が見たいのは、やはり孫の晴れ姿です。
なのでお参りに一緒にいかずとも写真を贈れば満足してくれる場合もあります。
また、本当はお参りに行ったけれど、着物のレンタル代がかかるからなどの理由で、今回はスタジオでの写真撮影だけにしたと伝えてもいいかもしれません。
スタジオで撮った写真であれば、ちゃんとした額縁や本になっていますが、個人で撮った場合は、本格的な写真に見えるように額縁に入れたり、ラッピングをしたりしましょう。
また、子どもからのメッセージカードや手紙を添えるとより一層喜ばれます。
まとめ
今の時代において、七五三に祖父母を呼ばなければならないことなんてありません。
また、現在二世帯住宅が多いので、むしろ親子だけで七五三を行うことの方が多いのです。
しかし、孫の成長や晴れ姿を見たいと思っている祖父母も多いようなので、どうしても七五三に祖父母を呼びたくないときには
・コロナウイルス感染拡大のため、親子だけで行う
・両家の両親とも呼ばないことを伝える
・事前に報告をしない
・保育園や幼稚園の行事として七五三がある
・写真だけ贈って満足してもらう
などの方法で上手く対処しましょう!
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