ゴーヤなどを栽培して日陰を作るグリーンカーテンは夏の暑さ対策として人気です。
ココではグリーンカーテンに節電効果があると言われているのはどうしてなのか、メリット・デメリットは?
初心者にも簡単に作れるの?・・などグリーンカーテンに関してのポイントをまとめてみました。
グリーンカーテンは節電効果あり?メリット・デメリットについて
グリーンカーテンとはゴーヤやアサガオ、ヘチマなどのツル性植物が伸びて窓を覆うように巻き付いてできる、自然のカーテンのことです。
日差しを遮るので、室内の温度上昇を抑える効果があります。
葉っぱの間をすり抜けてくる風は、天然のエアコンのように涼しく、また、植物から出る水蒸気によって周囲を冷やすので、すだれやカーテンよりも断熱効果が高いと言えます。
節電対策になるばかりか、癒し効果もありますし、野菜を収穫できたりと、とても楽しいカーテンです。
春から夏にかけてはグリーンカーテン作りに適した季節です。
特に太陽光線や紫外線が強くなる事で窓際の温度も高くなり、室内の温度も上昇します。
植物を利用したグリーンカーテンのメリットは、植物自体の葉で太陽光や紫外線を遮り、室内温度を下げる効果をもたらすというところです。
見た目にも青々しい葉によってカーテン状となる事から、涼しげでその葉の色の深さに植物の息吹を感じる事が出来ます。
ただその反面、カーテン状になるまで育てるのには時間必要であり、支柱やネットを使い、上手につるを誘導させながら窓を覆うように管理する手間がかかります。
さらに植物を育てる上で欠かせない虫対策にも気を遣わなければならないところが、グリーンカーテンのデメリットと言えます。
緑色した自然のカーテンはメリット、デメリットを兼ね備えながらも、暑い季節には注目すべき存在です。
室内温度を下げ、目にも優しく、葉が育っていく様子を間近で見る事が出来る楽しみを、感じてみてはいかがでしょうか。
グリーンカーテンのおすすめ植物の種類
グリーンカーテンは葉や花のみならず、つるが重要になります。
苗から植え付け成長するにつれて、植物はつるを伸ばします。
その伸びてきたつるを、窓にかけるように上手に這わせる必要があります。
グリーンカーテンに適した植物としては、ゴーヤがおすすめです。
ゴーヤの繁殖力は半端なく、初心者でも比較的手間が多くかかる事なく成長してくれます。
しかも立派なつると葉だけでなく、野菜としても収穫出来ます。
その量は思う以上であり、夏野菜としての存在感をあらわしてくれます。
また緑が美しい葉が育つ、パッションフルーツも良いでしょう。
南国フルーツのパッションフルーツは、その葉の存在感は大きく、特に密集した葉によるグリーンカーテンを作る事が出来ます。
上手に育てれば実も収穫出来ます。
ちょっとオシャレな夏のフルーツといった感じでしょうか。
どちらの種類にしても、その葉の繁殖力は威力があり、綺麗なカーテン状となった暁にはその美しさに満足感を覚える程です。
他にアイビー、トケイソウ、ヘチマなどもグリーンカーテンにおすすめの植物です。
初心者でも簡単にできるグリーンカーテンの作り方
グリーンカーテンを作るにあたって必要不可欠な物は、園芸用のネットと支柱セットです。
便利な栽培キットもたくさん売られていますが、自分で準備する場合は以下のものが必要となってきます。
・ツル植物の苗
・土(グリーンカーテンに適した土が売っています)
・プランター
・支柱
・ネット
・肥料
カーテンを作りたい窓の外側にネットを張り、プランターに苗を植えた状態から支柱を窓に立てかけるようにします。
苗の植え付け後、植物が育ち始め立派なつるが出てきたら、窓を覆うように誘導させていきます。
タネの場合はゴーヤーもアサガオも5月までに。
苗の場合はゴーヤー・アサガオとも、東北・北海道は6月中、それ以外の地域では6月中旬までに植えましょう。
あちこちに誘導されたつるから葉が育つ事で、グリーンカーテンに仕上がっていきます。
ただし成長過程において、ある程度のお世話は必要になります。
特に適度な肥料と水やりは必須です。
グリーンカーテンの分かりやすい作り方の動画がありますのでご参考に。
濃い緑色のカーテンを作るには栄養と水分が必要となります。
さらに害虫駆除も適切に行う事で虫に食われる事なく、綺麗な形と美しい色をした葉となります。
植え付けたら常に成長具合をチェックし、ツルや葉の状態を確認していきます。
ちょっとした手間ではありますが、植物は手をかけた分きちんと応えてくれるものです。
愛情込めてグリーンカーテン作りをする事は、精神的にも良い影響を与えてくれます。
植物を育てるという事は、心と体の安定にもひと役買うという事になります。
まとめ
コツを覚えて育てていけば、良い影響を与えてくれるグリーンカーテン。
節電対策にもなり、精神的にもリラックスできます。
今年の夏はグリーンカーテンでエアコンの使用を控え目にしてみませんか。
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