これからますます暑くなってきます。
そこで気をつけたいのが紫外線。
外出時、人間なら帽子や日焼け止めクリームなどで紫外線対策を行いますが、愛犬とのお散歩の時の紫外線対策ってどうしたらいいのでしょうか?
そもそも犬にとって紫外線対策は必要なものなのでしょうか。
必要ならばどんなことに注意をしたら良いのでしょう。
ここではその疑問について考えてみました。
犬も紫外線対策は必要?
紫外線対策というと美容に関するというイメージが強く、その興味の対象は人間にばかり行きがちです。
では、犬はどうなのでしょうか。
犬は人間よりも寒さに強い反面、暑い環境が苦手です。
人間は全身に汗をかくことによって体温調節できますが、犬には肉球しか汗線がないので体温調節ができません。
汗の代わりに舌を出して「ハアハア」と呼吸することで熱を体の外に放出しているんですね。
また、犬の皮膚の表皮は人間の1/3ほどの厚みしかなく、大変デリケートです。
そこに直接ほこりや水分が付着すると湿疹等のトラブルを招きます。
皮膚の薄さが犬の皮膚トラブルを起こす原因ではないかと言われています。
犬は人間より強いというイメージがありますが、実は意外と繊細にできているんです。
紫外線対策は本来皮膚の健康を守るために必要なことであり、人間よりも、よりデリケートな肉体を持つ犬に対しては、より慎重にその対策をとらなければなりません。
また、犬の目は人間の目以上に紫外線に弱いと言われています。
長時間散歩を続けて直射日光を浴びると白内障の症状を引き起こす原因ともなるので、直射日光は避けた方がよいでしょう。
なので犬には紫外線対策が必要となってきます。
人間が使うための紫外線対策グッズというのは数多く市販されていますが、ペットに関してはその需要が少ない分あまり流通されていないことも現状です。
紫外線から身を守る手段は体毛のみに限られていて、ほぼ毎日散歩をすることを考えれば、それで紫外線対策においていかに心もとないものかが分かることでしょう。
愛犬を紫外線から守るためにも、日課となっているはずの犬の散歩にも気を配り、飼い主とペットの双方が健康的で長生きできる関係性を築き上げることが大切です。
まずは人間と犬の体の違いについて把握しておく必要があるでしょう。
犬の紫外線対策にはどんな方法がある?
まず紫外線と聞くと悪いイメージばかりが蔓延していますが、適量であれば健康をより促進させる自然の恵みとも言えます。
太陽から降り注ぐ光は体内でビタミンを形成させる役割を促進させることが報告されています。
これらのビタミンは不純物から身を守るための抗体を作るのに役立てられ、犬の散歩中に落ちているものなどをついつい口に出てしまう場合など、体に必要でないものを外に排出する効果が期待できます。
過度な紫外線対策というのは必要ではありませんが、日光を浴びすぎると皮膚がんや白内障などの病気を引き起こす恐れがありますので注意が必要です。
紫外線対策と言うと光を遮るという方法がつい頭に浮かんでしまいますが、犬の場合は地面からの反射熱に対しての対策を優先すると良いでしょう。
地面に近い状態で散歩をしている犬は空からの熱よりも地面からの熱の方に体力を奪われます。
その紫外線によって熱中症を引き起こす恐れもあります。
なるべく日陰を散歩させるなどの方法をとると良いでしょう。
紫外線の多い午前11時~午後2時の間のお散歩はNG!
お散歩をするならなるべく紫外線の少ない「早朝」と「夕方」の時間帯を選びましょう。
犬用の紫外線対策グッズって何があるの?
私たち人間には紫外線対策としてクリームなどを塗ることができます。
しかし全身を体毛で覆われた犬にとっては、クリームというのは大変違和感を感じ、居心地が悪くストレスになる可能性が高いと言われています。
では、どんな紫外線対策グッズが良いのでしょうか。
犬の紫外線対策グッズとしては洋服がほとんどを占めますが、最近ではサングラスやゴーグルも販売されています。
引っ掛けるタイプのサングラスは犬自身が自分の手で振り払ってしまう可能性があるので、瞳が敏感な犬に対してはゴーグルタイプのものがおすすめです。
PETLESO 犬サングラス 小型犬用ゴーグル 紫外線対策 散歩
売れ筋のグッズとしてはUVカットの大きな帽子も人気です。
また、ゴム製の靴なども売られているので、必要に応じてUVグッズを活用してみてはいかがでしょうか。
顔に何かを付けられるのを嫌がる犬もいますが、一度散歩に出向いてみて強い日差しから自分の身を守ってくれることを犬自身が理解できれば、さほど抵抗なく装着することが可能になります。
またクリームに関しては嫌がる犬が多いですが、スプレータイプのものであれば比較的受け入れてくれるケースも多いようです。
まとめ
犬にとって紫外線によるダメージはとても強く、紫外線対策が必要となってきます。
楽しい愛犬との毎日の散歩。
紫外線のダメージを蓄積させないためにも、早めの対策を行いましょう。
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