よく、恋人が出来たり結婚したりすると「幸せ太り」という言葉を聞くことが多いですよね?
しかし、一方で私たちの体は、ストレスによっても太ることがあります。
これを、「ストレス太り」と呼びますが、幸せ太りとストレス太りでは、外見や理由に違いがあるのでしょうか?
今回は、そんな幸せ太りとストレス太りの違いや解消方法などをご紹介していきたいと思います。
幸せ太りの理由と外見
それでは早速、幸せ太りになる理由や外見の特徴などからご紹介していきましょう。
幸せ太りになる一番の理由は、ホルモンが関係していると科学的に証明されています。
恋をして幸せを感じると、体の中のホルモン分泌が普通の状態とは変わり、痩せにくく太りやすい体質になるのです。
男性ですと、男性ホルモンである「テストステロン」という物質が減少し、筋肉量が少なくなるという特徴があります。
これは、独身男性の数値と比較すると、約35%も減少するという事が分かっているのです。
筋肉は、体の中の代謝を良くするだけでなく、外見の見た目を引き締める役割もあります。
そのため、幸せを感じることで男性ホルモン「テストステロン」が減少すると、それまでの外見と比べると太った印象になるのです。
またもう1つの理由としては、恋人と一緒に住み始めたり、結婚したりして、生活のパターンが変わった事による変化によるものです。
好きな人と一緒に食事をする機会が増えると、楽しいので自然と食べる量も増えてきます。
また、デートなどでも外食が増えるので、独身やパートナーがいない時期に比べると、カロリーの摂取量は増えてくる傾向がありますね。
このような理由から、幸せ太りは起こると言われているのです。
幸せ太りの場合は、太っている事にストレスは感じにくく、笑顔が多いのも外見の特徴として挙げられるでしょう。
ストレス太りの理由と外見
それでは次に、ストレス太りの理由と外見の特徴についてご紹介していきたいと思います。
ストレス太りは、脳の中の「大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)」という部分が、ストレスによって刺激を受けることで起こると言われています。
ストレスが加わると、「大脳辺縁系」が興奮する事で「ドーパミン」というホルモンが分泌されます。
このドーパミンは、摂食中枢と深い関りがあるのです。
ストレスが加わり、ドーパミンによって摂食中枢が刺激されると、食欲が増大しいつも以上に食欲が出るという特徴があります。
さらに、ドーパミンによって摂食中枢が刺激されると、満腹中枢を司っている「レプチン」というホルモンの働きを抑制してしまいます。
そのため、たくさん食べても満腹感を得にくくなり、太ってしまうのです。
また、ストレスが慢性的に加わると、自律神経の働きも乱れやすくなります。
そして、ホルモンバランスが乱れることで、代謝を助ける働きのある筋肉量が低下して、脂肪が燃えにくい体になるのです。
このような理由から、ストレス太りが起こると言われています。
幸せ太りとは反対に、ストレス太りの場合はどこかイライラしていたり、幸せそうではない外見という特徴も挙げられますね。
幸せ太りとストレス太りのそれぞれの解消方法
次に、幸せ太りとストレス太りの、それぞれの解消方法をご紹介していきたいと思います。
幸せ太りの解消方法
ストレス太りの解消方法としておすすめなのは、2人で一緒に解消する事です。
例えば、一番手軽に出来る解消方法としては、食事の後に2人で軽いウォーキングをする、一緒に楽しめそうなスポーツを見つけるなどです。
がっちりとしたダイエットになってしまうと、せっかくの幸せな関係がギクシャクしてしまう可能性もあります。
そうならない為に、毎日の生活の中での少しの時間を、体を動かす時間として確保するようにすると良いですね。
また、ウォーキングの時間も取れない忙しいカップルの場合は、買い物に一緒に行った時などに、少しだけ歩く距離を長くするのもおすすめです。
幸せ太りの解消方法は、あくまで楽しく2人で行う事が大切です。
ストレス太りの解消方法
ストレス太りの解消方法としては、まず第一にリラックス出来る時間を作ることです。
ゆっくり湯船に浸かる時間を作ったり、明るい照明を抑えて1人でゆったり出来る空間を作るようにしましょう。
また、ストレスの原因から自分自身を遠ざけることも大切です。
もし、趣味があるようでしたら適度に趣味への時間も優先させると、ストレス太りの解消に繋がります。
さらに、毎日同じような単調な時間が過ぎていく事に対しても、人はストレスを感じやすくなります。
そのため、新しいことにチャレンジしたり、ワクワク出来るようなイベントを作ったりするのも良いでしょう。
ストレス太りを解消する為には、適度に脳をリラックスさせ、ホルモンの分泌を正常に保つことが大切なのです。
まとめ
幸せ太りとストレス太りの違いや、理由と解消方法についてご紹介してきました。
外見では同じように太っていたとしても、太る理由は異なります。
また、表情や雰囲気にも違いが出てきます。
それぞれの解消方法をぜひ参考にされてみてくださいね。
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