夏のイベントに今年こそ浴衣を着たい!
そう思っている方も多いのではないでしょうか。
でも、浴衣は着たいけど、着崩れや鼻緒ずれなどのトラブルが起きた場合、どう対処していいのか分からない・・・とちょっと心配になったりもしますよね。
ココでは浴衣の着崩れなどのトラブルの簡単な対処法をご紹介しています。
浴衣が着崩れした時の簡単対処法
浴衣を着て動いていると着崩れてしまう事があるのですが、簡単な対処法を身につけておくと慌てることなく直す事が出来るようになります。
例えば襟元が緩んでしまった場合には胸元がはだけているとだらしない印象となってしまうため、浴
衣が重なって上になっている部分の襟を左手で押さえながら右手で帯の下の右側の襟を下にグッと引っ張るようにして直します。
こうすることによって浴衣が重なって下になっている部分も合わせて襟元の緩みを戻す事ができるので、すぐに綺麗に直すことが出来ます。
かがんだりするとだんだんおはしょり(帯の下の生地をだぶらせる部分)が出てきてしまうことがあります。
落ちてきたら帯の下に手を入れておはしょりを下から上へ持ち上げて元に戻しましょう。
裾が下がってきたのであれば、トイレなど人目に付かないところで帯の下のおはしょりの布を引き上げて腰紐をきつめに結び直してからおはしょりを整えると裾をあげる事ができます。
さらに浴衣の帯が下がってくるという事もあるので、この場合には帯の結び目の下あたりに小さいタオルやハンカチを挟み込むだけで簡単に帯をとめることができます。
この時タオルやハンカチは折りたたんで挟み込めば落ちることはなく、安全に直すことができるのでぜひ持参しておくことをおすすめします。
着付けのときにあらかじめ腰帯をきつめに絞っておくようにする、また、木綿や麻のようなざらついた帯をだとつるつるしてる帯を使うのもひとつの手かもしれません。
分かりやすい動画がありますので参考にしてみて下さい。
■前端(浴衣の端)のくずれを直すには?
➡おはしょりを持ち上げて腰紐のところで引っ張り上げる
➡横にも少し引っ張ると前端がきれいに揃う
➡おはしょりを下ろしておはしょりの形を整える
➡おはしょりが揃うと前端のがきれいに治まる
■襟元のくずれを直すには?
➡脇にある身八つ口から手を入れて横に引っ張る
➡上前も逆方向へ同じように引っ張る
これでほぼ、浴衣の崩れは治まります。
後は鏡を見てシワがないか確認して後ろのシワを脇の前で引っ張りましょう。
着崩れしにくいポイント!
タオルは着崩れ防止だけでなく、汗も吸収してくれるので必須アイテムです。
浴衣の汗染み防止対策
浴衣は一見、涼しそうに思えますが、実際に着てみると、実は普段のお洋服よりもはるかに暑いと感じるものです。
また、浴衣を身につける際には下着を身につけない方も多く、帯を締め付けるようにすることが多いので、実は意外と汗をかきやすいと言われています。
そのため油断していると汗染みができてしまい、後で手入れをするのが面倒になってしまいます。
浴衣の汗染みに対しては事前に予防対策をしておく必要があるのですが、まずお腹周りの場合はタオルを巻いてから浴衣を着るだけで汗染み対策をする事ができます。
タオルが意外と汗をしっかり吸収してくれますし、タオルを巻くことで帯がずれるという事態も予防することが出来るので一石二鳥の対策です。
さらに背中も汗をかきやすい部分となっているのでこちらにもタオルを挟んでおくことが良いです。
タオルが嫌だという場合には浴衣などの和装専用のインナーやステテコを購入しておく事によって汗染みだけではなく汗によって肌が透けてしまうという部分の対策もすることが出来ます。
ステテコと言っても今はおしゃれなものがたくさん出ています♪
下駄の鼻緒ずれの予防と防止対策
浴衣を着たら足元は下駄♪
でも、慣れない下駄を履き続けていると鼻緒の部分で指の間が擦れてしまうことから鼻緒ずれを起こしてしまう場合があります。
足元が痛くなってはせっかくの楽しい時間も台無し。
この鼻緒ずれを予防・防止するためには、履く前にあらかじめ鼻緒を揉み解しておくと言う方法があります。
こうすることによって肌に当たる時の感触を柔らかくする事ができるので摩擦を改善する事ができます。
きついと感じる場合は、かかとの位置をずらしたり、鼻緒を調節することで履きやすくなります。
鼻緒が長すぎると感じたら、履く前に鼻緒の長さを調節するのも忘れずに。
最近では鼻緒ずれを予防するためのアイテムが販売されているのでそういったものを利用するのもいいですね。
また鼻緒ずれを起こす前に鼻緒が当たって痛いと感じる場合はあまり足を突っ込み過ぎないようにする事が大切なので、親指と人差し指でつまむように下駄を履いてみると痛みを改善する事ができます。
➡歩く時は足を深く入れないで、つま先で軽くひっかけるように履いて「ハの字」を意識して歩きましょう。
ちなみにもしも鼻緒ずれを起こしてしまったという場合は、汗を拭いてから指の股に絆創膏を張って摩擦を予防することが大切になってきます。
➡絆創膏は忘れずに持参しましょう。
浴衣でのトイレの入り方
トイレに行くときも浴衣の場合だとどうしたら良いのか、戸惑ってしまいますよね。
和式と洋式があるトイレなら、迷わず洋式を選びましょう。
和式と比べて裾を汚す心配も少なく、腰かけるのでずっとラクです。
そのままだと汚したり乱れたりしますから、まず、裾を持ち上げておきましょう。
➡浴衣を持ち上げ、帯の上部に左右の褄先を挟む。
➡裾よけを持ち上げて同様に留めておく。
コチラもわかりやすい動画がありますので、一度目を通してみて下さい♪
浴衣の裾を着崩れないように丁寧に帯に挟んで、袖が汚れないよう注意しながら肌着を下ろし、用を足すという感じです。
思ってたより簡単だったのではないでしょうか。
まとめ
せっかくの浴衣姿でトラブルに合ったりすると悲しくなります。
でも、以外と簡単に対処できるものなんですね。
お出かけされる前に軽く頭に入れておくと、より安心です。
すてきな浴衣タイムが過ごせますように。
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