現代では7割近くの家庭が共働きとなっていて、日々忙しい暮らしをしている人が非常に多くなっています。
特に子供のいる家庭では、家事の負担が大きくなるだけでなく「子育て」という新たな負担も増える為、夫婦で協力しなければ家庭を上手く回すことができなくなってしまいます。
イクメンという言葉が定着してきた現代ではありますが、実際には「共働きなのに何もしない旦那さん」も多くいるのです。
限界ギリギリ(場合によっては限界を超える)の生活をしているママさんとしては、何かしらの対処法を実践する必要があると言えます。
この記事では、そんな「共働きなのに何もしない旦那に対する対処法」について解説していきたいと思います。
旦那さんが家事や育児を手伝わない理由
いったいなぜ共働きなのにもかかわらず何もしない旦那さんは存在するのでしょうか?
考えられるその理由を挙げていきましょう。
「家事や育児は女性の仕事」という間違った価値観を持っている
日本では、古くから「女性は男の3歩後ろを歩く」「家事や育児は女性の仕事」という強い考えが根付いていました。
昭和後期の時代でもその価値観は色濃く残っていました。
平成になり、「男女平等」「女性の社会進出」などといった社会変化によって、その価値観は明らかに変化していったのですが、まだまだ完全に消え去ったわけではありません。
そんな「古い価値観」を持っているのが、「家事や育児は女性の仕事」という考えによって何もしない男性なのです。
疲れているから
朝から夕方まで仕事をこなし、家に帰ってきた時にはかなり疲れが溜まっているという人は確かに多いでしょう。
しかし、共働きである以上、奥さんも同じように疲れています。
「自分の方が収入がある」という言い訳をする男性もいますが、収入と体の疲れは比例するわけではないので、この言い訳は男性としての度量の狭さと言えるでしょう。
奥さんにダメ出しされてしまうから
イクメンが当たり前と言われる時代になったことで、家事や育児をやったことがない男性も「やらなければ」という意識になる機会が多いのも事実です。
しかし、経験不足ゆえに上手に家事や育児をこなすことができず、奥さんからダメ出しをされてしまうケースも多かったりします。
何度もダメ出しをされることで、「じゃあ家事や育児は奥さんに任せよう」という気持ちになってしまうのです。
共働きなのに何もしない旦那への対処法
それでは、実際に「共働きなのに何もしない旦那に対する対処法」を挙げていきましょう。
旦那さんの家事や育児は「褒めて伸ばす」
前述した通り、男性の中には「家事や育児をやる意思のある人」もいます。
ただ経験不足であったり不器用で失敗が多くなってしまうのも事実です。
男性は特にプライドを傷つけられるのを嫌うため、「褒めて伸ばす」という方法を実践する必要があるのです。
上手にできた家事や育児を褒めてあげることで、自信が付き、「これは俺に任しておいて」と率先して家事や育児に参加するようになるのです。
ダブルバインドを使って参加させる
「ダブルバインド」という心理テクニックを使い旦那さんに家事や育児に参加させる方法もおすすめです。
ダブルバインドとは、「AとBならどっちがいい?」と質問に選択肢を持たせることで自然とどちらかを選ばせる(必然的にNOという選択肢を排除できる)心理テクニックです。
「お風呂掃除と洗濯物たたむのだったらどっちがいい?」
そんな風に二者択一の質問をすることで、旦那さんの重い腰を動かすことができるはずです。
まとめ
今回は、「共働きなのに何もしない旦那に対する対処法」について解説してきました。
何もしない旦那さんは、「家事や育児は女性の仕事」という間違った価値観を持っていたり、「疲れているから」「奥さんにダメ出しされてしまうから」といった理由によって家事育児への参加を拒否してしまうのです。
・旦那さんの家事や育児は「褒めて伸ばす」
・ダブルバインドを使って参加させる
この2つの対処法を実践することで、家事や育児への参加を増やせるはずです。
ぜひ何もかも自分一人でやらなければならなくなっているママさんは、これらの方法を実践していきましょう。
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